乗務日誌 12(情けは人の為ならず) | お父さんの工作室

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無い物は作る、出来る物なら作りたい。

昨年の春、タクシー乗り場に生えていたツメクサを盆栽のコケの代わりに使おうと思いつきました。

 

【ツメクサ(爪草)】

 

そこで、仕事帰りに立ち寄り採取していた4月下旬の事、自家用車をタクシープールに停めていたのでタクシーが来たと思ったのでしょう、若い男性が近寄って来ました。

 

しかし、それがタクシーではないと気づきタクシー乗り場にあるベンチに腰掛けました。

 

時刻は午前3時過ぎ、見ると泥酔状態で、おそらく時間の感覚はないだろうから、「タクシーはもう来ないよ」と声をかけました。

 

「えっ、そうなんですか?」とは言うものの動こうとはせず、ツメクサの採取を終えてもまだ座ったままだったので、試しに「どこまで帰りたいの?」と訊くと、「○○です」との事。

 

そこは、タクシー乗り場から見て、どちらかと言うとお父さんの家の方向で、帰り道は違うけれど、距離的にはお父さんの家よりも近い。

 

なので、ちょっと遠回りになるけれど、「送ってあげようか?」と声をかけました。

 

ま、お父さん自身もタクシーが無くて困った経験をしているので、そんな人の気持は良くわかる。

 

だからタクシー運転手をしているところもあったりする.....。 f(^^;

 

それに、4月下旬とは言え深夜は寒いし近くには泊まれるホテルも無いし。

 

「いいんですか?」と言う事で助手席に乗せたのは良いけれど、泥酔状態ですから終始うつむき加減で、リバースが心配でしたねぇ。 (>_<)

 

で、家の場所を聞きながら走っていると、「こんな事もあるんだなぁ」と言って感謝しておりました。

 

そして、自宅付近に着いたので、「ここでいい?」と訊くと、「いいです」と言いながらポケットに手を入れたので、「あっ、お金は要らないよ」と言ったんですが、「いや、そう言うわけにはいかないっす」と言いながらクシャクシャのお札を出して置いたのでありました。

 

「いや、いや、本当にいいから」と言っても「いや、いいっす」と言って降りかけたので、そのお札を返そうと手に取ったら諭吉が見えまして、「ちょっと、ちょっと、コレ1万円だよ」と言ったんですが、「いや、大丈夫っす」と言って降りて行ったのでありました。

 

そのクシャクシャのお札を広げたのが下画像。

 

 

ホント、人助けのつもりだったんだけど、お金をもらっちゃ美談とはならないよね。 f(^^;

 

ともあれ、「情けは人の為ならず」と言う出来事でした。

 

では、また! (^o^)/