ストーブ台 | お父さんの工作室

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先日フォールディングストーブの煙突を考えた時、ストーブの高さが普通のイスで使うには低いと思い載せる台を検討しました。

 

【フォールディングストーブ】

 

その数日後、昔マージャンで使っていたテーブルをバラス事になり、「板は再利用しよう」 と思ったところでストーブの台を思い出し、「ちょうどいい」 って事でリメイクする事にしました。

 

【マージャン卓】

 

台のイメージは、コンテナ用の台と同様に4枚の板を組んで作り、その上に天板を載せる形。

 

 

マージャン卓の板の幅が185mmで厚さは12mmなので、高さは197mmになる予定。

 

ストーブは、脚を含めた全体の高さが350mmくらいなので、台を使用すればおよそ550mmになります。

 

台を使用しても低い感じだけど、とりあえず現状は改善されるし、コンテナが載るようにも作れば無駄にはならないので、使ってみて不満があればまた作ればいいです。

 

と言う事で、まずストーブの脚を広げた時のサイズを計測すると、幅が325mmで奥行は365mm。

 

課題は、天板を脚のサイズよりも大きくしますが、コンテナに入れて運びたいのでそれに合わせる事。

 

考えた結果、天板のサイズは 370mmX445mm。

 

これだけの面積があればコンテナを載せても大丈夫。

 

ただし、このサイズではコンテナに収まらないので2分割します。

 

と言うか、今ある板をそのまま天板に使います。

 

まず、現状の板が下画像。

 

 

板を見ながら材料取りをイメージ。

 

で、反り防止板を取り付けた板は、金具を外したけれどここには金具取り付け用の板を接着剤で取り付けてあるので、剥がすのが大変だし剥がしたところで寸法が足りない。

 

そこで、両端は使わない事にし、足りない分は板を組み合わせる事にしました。

 

 

445mmを4枚取ると370mmが取れないので、台2Aと台2Bを組み合わせて370mmにします。

 

と言う事でカット。

 

 

加工は、まず370mmの板作りから。

 

台2Bに残っている反り防止板は要らないので切り落とします。

 

 

わずかに残った部分は電動カンナで削ります。

 

 

台1に残っている反り防止板は、あった方が物を載せる時に役立ちそうなのでそのまま使います。

 

次は台2Aとの組み合わせ。

 

相欠き継ぎだと加工が面倒なので組み継ぎにします。

 

 

一応寸法は出していますが、カットの正確性に問題があるので、この相方(台2B)はこれに合わせてケガキます。 f(^^;

 

曲がっては困るので、底辺を合わせてケガキ。

 

 

カット後は木工ボンドを使い組んで乾燥。

 

ちなみに、組み継ぎは割と上手く行きましたが、2枚の内1枚は底辺(直線)が0.5mmくらいズレたので、カットした所をヤスリで研磨してたらスカスカになってしまいました。 (>_<)

 

ま、さほど重要ではないのでいいんですけど。 f(^^;

 

乾燥待ちの時間があるので、台1の加工とネジ穴の穴埋め。

 

加工はスライドノコギリとジグソーを併用しました。

 

 

穴埋めは、おがくずと木工ボンドを混ぜて穴埋め材にします。

 

 

台2Bにもネジ穴があるのでそこも埋めます。

 

乾燥後、サンダー掛けしてこんな感じ。

 

 

若干目立ちますが、穴が開いているよりはいいでしょ。 f(^^;

 

そして、天板に取り付けるストッパーの切り出し。

 

14mmの角材があったのでそれを使います。

 

 

取り付けには3X20mmの皿ネジを使いました。

 

 

台2の乾燥後は加工し、組んだ所をサンダー掛け。

 

 

両端が低いのは台1に取り付けられている反り防止板(厚さ14mm)をかわす為。

 

とりあえず部品が揃ったところで仮組みしてみると、なんとな~く抜き差ししづらい。

 

カットした部分は12mm厚の板がスムーズに通る事を確認しているので 「なんで~?」 と思っていたら、ここでやらかしていた事に気づいた次第。

 

と言うのは、組み継ぎした台2は370mmになるようケガキしたけれど、組んだ後で長さの確認はしていないんですね。 (>_<)

 

で、計測してみると、1枚は371mm、もう1枚は372mmありました。 (>_<)

 

 

加工は端から30mmの所でカットしているので、組んだ形が若干台形になり簡単には抜けなかったようです。

 

それと、そのせいで内側は286mmになる予定が、287と288mmになり、天板を載せた時に隙間ができる始末。 (>_<)

 

カットしてしまったし、仕方がないので、加工した部分の角の面取りとカット部分をヤスリで削って12mm+αとしました。

 

天板の隙間に関しては、調整は可能だけど、大きくズレるわけではないので、とりあえずこれで我慢。 f(^^;

 

さて、最後は塗装。

 

コンテナ台と同様に黒にすれば組み継ぎが隠れるので良いように思いましたが、板を見ると、マージャン卓を作った時はクリアラッカースプレーを使用した感じなので、改めて黒を吹くよりも同じクリアラッカーの方が厚塗りになって良いと思いました。

 

で、塗装が乾燥したら、天板に遮熱目的のアルミ板をストーブの脚の位置に貼り付けます。

 

 

最初はガルバリューム鋼板を両面テープで全面に貼り付けようと思いましたが、使っていると絶対サビが出て来るだろうし、もしテーブルとして使う事があった時は見栄えが良くないのでやめました。

 

それに、ガルバリューム鋼板は大きいのを丸めて置いてあるので、カットするのが大変ですし。 f(^^;

 

それで、ちょうど良い具合に100均のアルミ板があったのでそれを使う事にした次第です。

 

 

上画像のヤツを半分にして100mm、幅は185mmピッタリでは何かの拍子に引っかかって剥がれるかもしれないと思い、両端から1mmずつずらす事にして183mmにしました。

 

当然の事ながら、角はR加工しました。

 

と言う事で、全ての作業が終わり完成。

 

 

組んでみたら、塗装が厚くなったせいでしょうね、仮組みした時よりも抜き差しが大変でした。 (>_<)

 

ま、とりあえずは良し。 f(^^;

 

考えてみたら、12mmではなく13mmでカットしておけば良かったのかも。

 

ただね、偶然なんですが、元々あった反り防止板をそのままにしたお陰でそこに手を掛ければ台を持ち上げる事ができるので便利。

 

もっとも、そう言う目的にするなら、本来は板を受ける方、今回の場合は台2の板になりますが、そちらの方に付けなければならないです。

 

たまたま今回は抜けないから大丈夫なんですが、普通なら板が抜け落ちてしまいます。 f(^^;

 

さて、これにストーブを載せるとこんな感じ。

 

 

高さに関しては、実際に使ってみないと何とも言えませんねぇ。

 

ちなみに、脚の部分はピッタリ合っています。

 

 

ま、そうなるようにしたので当たり前ですけど。 f(^^;

 

とりあえず来月デビューする予定です。

 

ところで、話は変わりますが、先日ホームセンターに行ったら、アウトドアコーナーにOSB合板で作られた「コンテナ蓋」が売られていて、価格は¥1,280(税込み)でした。

 

「丈夫だから」 と言う事でOSB合板を使用しているのでしょうが、テーブルとしては使いづらい感じでしたね。

 

お父さん的には見た目も気に入りませんでした。

 

「化粧板」 なら考えなくもないけれど・・・、でも、それでも決して買う事は無いな。 f(^^;

 

自分で作るもの。

 

では、また! (^o^)/