プレゼンを技術で科学する プレゼンデザイン研究所の植田です。
導線を考える上で「Z」型配置の話をしました。
そして、違った意味でプレゼン中での聴衆の視線を導くための「b」の機能についての話をしました。
この2つから、スライド上映での聴衆の視線は、原則として、
- 第1に、スクリーンに向かいます。
- 第2に、スクリーン上を「Z」型に動きます。
今回は視線・導線に関する、最重要課題といってよい、矢印の話です。
矢印の種類といえば、代表的なものは、以下の三種類でしょう。
いずれも、方向を示しています。。
- 線の先が矢印 直線、鍵直線、曲線の先端が「矢」
- 図形矢印 典型的なものは△を使っている
- 手の矢印 メタファー的
矢印って機能はなんでしょうか?
それは、以下の3つです。
- 誘導
- 加速
- 限定
矢印は最大の機能は視線の誘導です。
スライド内の矢印が入ることで、「Z」型導線が、強制的に変更されます。
これは、すぐに納得いただけるでしょう。
視線が順方向(「Z」)で誘導が起こると、読み手の速度が加速されます。
例えば、「左 → 右」とあれば、なんとなく、右方向に頭を振られる(加速)イメージがあります。
もう一つの矢印の機能は、視野を狭く限定していきます。
矢印により、視線の誘導・加速が行われた結果、
自然と矢印の先に対して興味が増幅され、反対に、ソレ以外への興味が薄れてしまいます。
- 視覚的には、視野を狭くしています。
- 感覚的には、周辺の興味を薄くなります。
例えば、クルマの運転中、駐車場を探しているとき、
「P」 → を見れば、
があれば、目と注意は矢印方向に向きますし、途中の看板は目に入りづらくなります。
矢印のおかげで、ターゲットにロックオンがかかった状態になります。
上記お話したとおり、矢印は
自然な視線の流れや速度を変えたり、視野を限定したり
する機能があります。
ですから、この機能の効果を期待して、
「はず」なんです。
でも、実際にはそうではありません。
以前のエントリーで、「赤を使ったら負けだと思う」を書きました。
実は、
矢印を使ったら負けだと思うのです。
なぜか?それ思うのか??
改めて、別の記事で書きます。
--- いろいろな記事に続く
