昨日の続きです。
では、全行部門の中がどのような構成になっていたかをご紹介します。
今回は劇をやるという想定の下に話を進めていきます。
役割分担はおおまかに以下の通りとなります。
①脚本・演出担当
②役者
③美術担当
④音響・照明担当
それでは、それぞれについて、1つずつ詳しく説明していきましょう。
①脚本・演出担当
文字通り脚本を作り、演出を担当する人たちです。
1~3人ほどで担当することが多いと思います。
題材は部門全員で話し合って決めたり、クラスで投票を取って決めたりするのですが、実際の劇の中身を決めていくのはこの担当の人たちです。
脚本を書くのは特に重責です。
4分間でお話を完結させる、というのはかなり大変な作業だと思われます。
(私は脚本担当になったことがないのではっきりとはわかりませんが…。)
4分という短い物語で、観客にストーリーがしっかり伝わること、そして楽しんでもらえることが求められるからです。
観客からすると、このあたりがやはり劇のクオリティを左右するひとつのポイントだなと感じます。
内容が薄すぎても物足りない、だからといって詰め込みすぎると訳が分からない劇になってしまう。塩梅がとっても難しいのです。
面白い劇は、無理なく無駄なくストーリーが展開されている印象があります。
会話は面白味を残しつつ重要なポイントに絞っていたり、時間の経過の表現や暗転の仕方・回数に工夫を凝らしたり。
4分ですから、ある程度お話が浅くなってしまうことは仕方ないと思っています。その分を演出で補い、観客を楽しませているクラスが、高い評価を受けていると思います。
演出は担当者がしっかりやる場合と、役者と話し合いながら進めていく場合があります。
私が3年生のときのクラスは、演出担当者自身が役者だったので、役者同士で「ここはもっとこうしたらいいのでは?」ということを適宜話し合いながら進めていました。
役者同士が話し合いつつ、第三者からの見え方を共有していくことで、よりよい劇が生まれていったと思っています。
演出を決めていく過程で、脚本に変更が加わることもあります。
むしろこの過程で脚本を見直すことで、内容を洗練させているのだと思います。
私のクラスもこの過程でセリフを増やしたところ、「このセリフのおかげで劇が締まった!」というくらい、物語上でも演出上でも大きな役割を果たすセリフとなりました。
(つづく)
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