吸気(排気)脈動との絡みとか色々含み始めると~
なのでその辺も割愛させてもらいつつ
(キャブ車でもFI車でも基本の理屈は同じです)
「振り分け・分配」
吸排気の過程は吸気→燃焼→排気の順ですが
単純に出すもの出さないと吸うにも吸えないので
吸う為にも効率の良い排気が大事だったりも
するので、まずは排気から
高回転域ではパワーは出るが低回転域での
トルクが落ちるというのがあったりしますが
「抜けがイイ」と排気管内の背圧が下がってしまい
低回転域での排気の流れを上手く作れなくなる
つまり掃気効果が薄れるので結果として
排気効率が悪化している部分もあったり
「排気が掃けない」という事はシリンダー内の
圧力も落ちにくいのでピストン運動による排気に
余計なエネルギーが必要(つまり損失)となり
結果、低速トルクが落ちるというわけです
(抜けが「イイ」は「良い」ではなく逆だったり...)
「じゃあ、なんで抜けがイイと言われる
マフラーの馬力の数字は上がるの?」
という話ですが…
馬力=トルク×回転数×定数(0.00136)
なので、回転数が高い(多い)ところで
少しでも変化を起こせばとりあえず
最大値の数字だけは出しやすくなるわけです
(単純に回転数が高い=掛ける数字が大きいですからね)
あとは、回転数が上がるほど
『排気流速』よりも『排気流量』
(どれだけ”速く”排気を導けるかではなく
どれだけ”多く”排気を導けるか)
が大事になってくるから。
高回転になると「良い排気」のバロメーターが
『抜けの速さ』から『抜けの量』に変わるので
『抜けがイイと言われるマフラー』にすると
回転数とトルクの掛け算である
最大馬力が数字としては上げやすいわけです
ただ『抜けの速さ』がなく『抜けの量』だけで
高回転時の最大馬力の数値だけが上がるわけで
そこまでの『抜けの速さ』がないと
低中回転時のトルク・馬力が下がったりで
それが実際の速さ等に繋がっているかは
また別だったりもするわけですがね
逆に言うとメーカーの純正マフラーというのは
(時代的な問題や規制等の絡みで型にもよりますが)
そういった低速トルク(排気流速)と
最大馬力(排気流量)という相反する要素等
(+コストや他の制限や規制等etc…)の
最大公約数を取った、非常によく考えられた
マフラーだったりもするんですよねぇ
特に5型用の純正マフラーは重さとか以外ほんと優秀ですよね
(車検時等で純正に戻したら良くなった!とかはそういう事です)
「吸気口径」
大きい:流量が上がる・流速は落ちる
小さい:流速が上がる・流量は落ちる
「吸気管長」
この吸気管の太さや長さ等にも意味や意図があったりなので
吸気口径や形状等を変えて効率を上げたつもりが、形状や
内部構造(段差等)によっては、逆に実口径が小さくなったり
そもそもの効率や絶対数も落ちてしまったり…なんてことも
ちなみに排気特性にもよりますがBOX状態の
容積やBOX内のダクトの長さや太さとかにも
ちゃんと意味・意図があったりするんですよ~
(キャブ車は500ベースなのでまたちょっと変わってきますが)
そしてFI車の場合は約7,000rpmを過ぎた所で
レブリミッターが作動するのでそれ以上の
回転域がメインとなってしまうような
特性・バランスの吸排気では
効果を発揮できないどころか使用できない
回転域に分配した分、使用する回転域への
分配が減り実使用(常用)の範囲の
トルクやパワーが減少したりします
(高回転寄りかそれ以上を使わないとパワーも出ない…)
回転上昇の動き自体はある意味で
向上したりする場合もありますが
トルクを発生する為の負荷等がトルク低下分
減るので回転が軽くなるからなだけだったり
(その分常用する回転域を上げないと同じように走らない…)
まぁレブリミッターが無かったとして
果たしてそこまで回す必要あるのか?ですがね
例えば、8~9,000rpmまで回したとして
その辺りにパワーやトルクを配分(吸排気)と
なるとやはり低回転域の配分が減ってしまい
常に高回転寄りで走らないと…になるわけで
レブリミッターの無い車両での実走等もしましたが
コースによってはコーナー間の「繋ぎ」としての
利点はたしかにありますが活かすとなるとそもそもの
吸排気は勿論ですがギヤ比やコース等にもよる
って感じで利点が限定的なのでねぇ…
( 回さないと走らないようなのは逆にいえば
そもそもの吸排気を見直した方が…とかね )
なにより回せば回すほど速いのかというと…
掛ける数字が大きくはなるので最大馬力の数値としては
上がるかもですが、全域での絶対数が上がるのかは
吸排気自体の性能バランスにもよりますからねぇ
(トルクカーブの山を上手く繋げてギヤチェンジしていく方が
実はよく走ったり…とかも理解しておきたいところですね)









