ドラッカーなんて深めてみる -13ページ目

ドラッカーなんて深めてみる

「経営者に贈る5つの質問」がよかったよー。

同じ記事を二回続けてしまいましたね。


スミマセン、ミスです。



さて、序章が終わったので、ちょっと脇道にそれたいと思います。



余談

世界を変えたアップルの発想力
◆模倣する方が楽しいかもしれない。でも、そんな事をしても世界は良くならないんだ。
-スティーブ・ジョブズ -



ドラッカーに通ずる話として、紹介するのが、みなさんご存知のスティーブジョブズの話。
ジョブズはアップル を創設したが、その後アップルを追放されることになる。
アップルを退いて創った会社がピクサー 。大ヒットのCG映画を連発している。代表的な作品として“トイストーリー ”がある。


“トイストーリー”が出て大ヒットした後、1998年に“バグズライフ ”を公開。もうその頃には模倣したような類似作品が登場した。ドリームワークス社 の“アンツ ”。
そこでちょっとした事件が起こる。
アンツが制作に取り掛かったのはバグズライフの製作開始よりも一年後だったのにも関わらず、公開は六週間もアンツの方が早かった。
じゃんけんで言えば、遅出しのようなものだ。


しかし、興行収入という結果では、圧倒的にバグズライフがアンツをはねのけた。
つまり、模倣よりも独創の方が競争力が高かったという結果が出たのだ。


この事件に対してジョブズは、
「この世界にはアイデアが満ち溢れている。模倣する方が少しは楽かもしれないが、そんな事をしても世界は良くならないんだ。」
というコメントを残した。


ジョブズが何をミッションとし、何を成果としていたのかは残念ながら明確には分からない。
しかし、模倣ではなく独創であり、既存の顧客ではなく新規の顧客を対象とし、一部の変化だけでなく世界をいう∞を相手にしていることは読み取れる。


ドラッカーは言っている。
「増大する一方のニーズに応え、難局にあって成果を上げていくには、ミッションに焦点を合わせ、成果を上げていかなければならない。」
模倣品に左右されることはない。今自分が行っている感情や思考、イメージが自分たちのミッションに向かっているのかどうかの「観る質問」と何を行うのかの「基本活動」さえぶれなければ、独創は圧倒的な競争力を持つことになる。


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世界を変えたアップルの発想力
著者:竹内一正
成美文庫
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ドラッカーなんて深めてみる-アップルの発想力

なぜ自己評価が必要なのか
◆知識と意図を行動に変える




この本の中で、成功という単語はほとんど出てこない。成功を求めないからだ。ドラッカーにとって成功とは、兜の緒を締める時以外の何ものでもないのかもしれない。成功とは時なのだ。
そして、その見直しの対象は全てだと言っている。


「全員がリーダーである」
全員がリーダーという組織は日本ではあまり発想のない組織だ。
縦割りであり、マニュアルがあり、指示通りに動く歯車のようなものが日本でいう組織だ。ただ、その歯車は感情を持ち、他の歯車との接触に喜びもし、成長の機会を得ることもある。
海外に発信をされる時は、歯車的な機械的な日本人としか表現されることがないが、逆にいえばそれでいてもなお、わびさびという独特な感性を持ち、歯車という自覚はなく、人としての豊かさを持てるのは、海外では観えない世界、日本人だからこそ創れる世界なのだ。だからこそ、メイドインジャパンが生まれた。。


しかし、時代はもう異なる。次のプレートへと移行している。
人がより多く集まるところにプレートが形成される。
稲作に人が集まった時代があった。機械の力に集まった時もあった。今は、情報知識に人が集まっている。
単なる労働者ではなく、ナレッジワーカーや個人知識企業家がその会社の構成員となる。歯車ではなく、一人ひとりがその会社を創造することに知恵を絞り、労力をかけ、夢を共にする。
一人ひとりが明確なビジョンを持ち、ミッションを持ち、自らが出す成果とは何かを知らなければならない。会社はそれを束ねるグランドビジョンを持ち、68億人をいかに深く喜ばせることが出来るのかに成果を置く。誰もがリーダーであり、サブである。先生であり、生徒である。カップルであり、兄弟でもある。
フラットでありながらも中心軸はしっかりと持っている組織。もうそれは組織というより生命体といってもいいほど、今までとは次元が変わり、自由度が増す。
集団知性体、グループリーダーシップ。それは、読むもの、聞くものではない、やはり行うものなのだ。


頭の中の考え一つ、イメージ一つがどこへ向かっているのか。
ミッションとつながっているのか。それをいかにアウトプットするのか、どんなサプライズを含ませるのか。
その非連続的な世界には、無駄はなく、答えの出ないグルグルもない。
心とつながった知恵となり、心=命をどこへ向かわせるのかを知っている行動となる。
つまりは使命となり、知恵と意図を行動に変える。
それが自分とつながることが出来れば、今この瞬間から生活を、人生に自らが変化を与えることが出来る。


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「経営者に贈る5つの質問」
著者:P・F・ドラッカー
発行所:ダイヤモンド社
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なぜ自己評価が必要なのか
◆知識と意図を行動に変える



この本の中で、成功という単語はほとんど出てこない。成功を求めないからだ。ドラッカーにとって成功とは、兜の緒を締める時以外の何ものでもないのかもしれない。成功とは時なのだ。
そして、その見直しの対象は全てだと言っている。


「全員がリーダーである」
全員がリーダーという組織は日本ではあまり発想のない組織だ。
縦割りであり、マニュアルがあり、指示通りに動く歯車のようなものが日本でいう組織だ。ただ、その歯車は感情を持ち、他の歯車との接触に喜びもし、成長の機会を得ることもある。
海外に発信をされる時は、歯車的な機械的な日本人としか表現されることがないが、逆にいえばそれでいてもなお、わびさびという独特な感性を持ち、歯車という自覚はなく、人としての豊かさを持てるのは、海外では観えない世界、日本人だからこそ創れる世界なのだ。だからこそ、メイドインジャパンが生まれた。。


しかし、時代はもう異なる。次のプレートへと移行している。
人がより多く集まるところにプレートが形成される。
稲作に人が集まった時代があった。機械の力に集まった時もあった。今は、情報知識に人が集まっている。
単なる労働者ではなく、ナレッジワーカーや個人知識企業家がその会社の構成員となる。歯車ではなく、一人ひとりがその会社を創造することに知恵を絞り、労力をかけ、夢を共にする。
一人ひとりが明確なビジョンを持ち、ミッションを持ち、自らが出す成果とは何かを知らなければならない。会社はそれを束ねるグランドビジョンを持ち、68億人をいかに深く喜ばせることが出来るのかに成果を置く。誰もがリーダーであり、サブである。先生であり、生徒である。カップルであり、兄弟でもある。
フラットでありながらも中心軸はしっかりと持っている組織。もうそれは組織というより生命体といってもいいほど、今までとは次元が変わり、自由度が増す。
集団知性体、グループリーダーシップ。それは、読むもの、聞くものではない、やはり行うものなのだ。


頭の中の考え一つ、イメージ一つがどこへ向かっているのか。
ミッションとつながっているのか。それをいかにアウトプットするのか、どんなサプライズを含ませるのか。
その非連続的な世界には、無駄はなく、答えの出ないグルグルもない。
心とつながった知恵となり、心=命をどこへ向かわせるのかを知っている行動となる。
つまりは使命となり、知恵と意図を行動に変える。
それが自分とつながることが出来れば、今この瞬間から生活を、人生に自らが変化を与えることが出来る。