起業するときにコンサルタントを付けたいな、と考えることもあるともいます。
そのコンサルタント、2種類いるってご存知ですか??
ひとつ目のコンサルタントは、自分の経験に基づくコンサルティングをする方です。
この場合、コンサル内容は自らの経験に基づくものであるため、説得力があるのですが広く汎用性、普遍性があるかどうかは定かではありません。
たとえば、飲食店で成功されている方がコンサルタントになった場合、ラーメン屋であればラーメン店での経験に基づくコンサルはできるかもしれませんが、フランス料理店のコンサルはできないかもしれません。
また、郊外店舗で成功されている方は、郊外型の店舗についてコンサルできるかもしれませんが、街中の店舗についてはできないかもしれません
同様に飲食店出身コンサルは、メーカーとしてのコンサルはできないかもしれないのです。
その辺りの応用力、汎用性はコンサルの腕、スキルにかかっていると思いますが、自らの経験、成功に基づくコンサルタントをつけようとするときには注意すべき点です。
もう一つのコンサルは、自分自身は経験、ここでは経営や営業などの経験がないのですが、成功者、失敗者の事例を多く知っているため、そこから共通点、注意点をコンサルするタイプの方です。
このコンサルの場合は、コンサルの内容が自らの経験に基づかないため、説得力に欠けることがあります。聴く側にとっては経験に基づかない、伝聞の指導、二次情報は説得力を感じないものだからです。
ただ、幅広に成功、失敗の事例、あるいはそのとき流行りの手法などを知っているため、有益であることもあります。
ということで、コンサルを付ける場合にどちらのコンサルを付けるのか??
お金や時間に余裕があるならば、両方のコンサルを付ける、ということもありですが、2名のコンサルで言っていることが違うと、動けなくなる方もいます。たとえば、ひとりは紙広告を出すべき、もうひとりが紙広告は古いのでWEBにするべき、という場合など。
ですので、コンサルティングを受ける方にも使い分けの力が必要です。コンサルに手取り足取り指導してもらいたい、という方もいるとは思いますが、そういう方はもともと起業独立には向かないのでコンサルを付ける前に、起業独立はやめた方がいいと思います。