「合字(ligature)」とは、複数の文字を1つに結合させた文字のことです。
図Aでは、「f」のケルン(terminal)と「i」のドット(tittle)がぶつかって、ちょっと見苦しい感じですね。
これを避けるために、欧文組版では、「fi」が1つにつながった合字を使います(図B)。
PostScript Type 1やTrueTypeでは、「fi」と「fl」しか用意されていませんでしたが、OpenTypeフォントの中には、「ff」、「ffi」、「ffl」のような、金属活字の時代に一般的だった合字がそろっているものもあります。
さらに、図Cの「st」のような、装飾的な合字が用意されている場合もあります。
Illustratorで「fi」のような一般的な合字を使うときは、[OpenType]ウィンドウの[欧文合字](Standard Ligatures)にチェックを入れます。
「st」のような特殊な合字を使うときは、[任意の合字](Discretionary Ligatures)にチェックを入れます。
日本語には、「ゟ(よ+り)」のような「仮名合字」や、「麿(麻+呂)」のような「漢字合字」があります。
