フロアータッチは人肌に触れるがごとく | 社交ダンスはヒップホップよりやさしい

社交ダンスはヒップホップよりやさしい

学校教育におけるダンスと言えば,ヒップホップが主流となっていますが、社交ダンスは二人で助け合って踊ることにより誰でも覚え易く、技術とマナーが自然と身に付きます。
子供からご年配まで、踊ることにより相互理解が得られる、素晴らしい芸術的スポーツです。

近年、社交ダンスの曲は日々進化を遂げ

世の中の曲で社交ダンスが踊れないものは無い程

ダンスのテクニックも多岐に渡っています。

かつて種目に応じて特性の有る音楽が決まっていた

のですが、今や、人が奏でるあらゆる楽曲は全て
社交ダンスで表現が出来る程です。

 

しかしながら、素晴らしい音楽を演じる為の床が

床からの力をしっかりと身体に伝えられず、

パフォーマンスが思い通りできない事が多いのです。

多くの場合、公共の場の床を利用したり、簡易的に

普通のオフィスの床をそのまま使ったりと、ダンスを

踊る床としては余り相応しくない場合が多いのです。

 

社交ダンスの床は、常に男女が大きな力を加え

その反発を利用して踊っている事から、出来るだけ

踊り手に負担を掛けない様に床の弾性が大切です。

ただ柔らかいのではなく、踊り手が体幹を通して

床からの力を上体に伝えるスピードがボディの

伝達スピードに合わなければなりません。

 

最近の問題は、コンクリートにビニールタイルを

張ったような床が多く、その様な床で踊ると、

力の伝達が早すぎて、膝や腰を痛めやすいです。

また、様々なお稽古事が入る施設に於いては

クラシックバレーの床の様に、柔らかい床は、

床からの反発を受けて力が上方に抜けない様

他のスポーツの様に移動しながら踊る社交ダンスは

床が柔らかいと力を得ることが出来ず、足首や腰を

痛めやすく、生徒にとっても教師にとっても危険と

言えます。練習場としては、社交ダンスが踊れる

フロアーは、バレーは使えますが、バレー用の

柔らかい床は、パフォーマンスを著しく落とし

怪我の大きな原因と成ります。

 

特に、フロアーにクラッシクバレーのバーを

設置する時は、余程大きな部屋が必要です。

その為、社交ダンスの床は、踊るにあたって

最も注意が必要です。

高齢者や足腰の弱い人や子供が踊る為

これからの練習場を利用する時は、

最大の注意が必要です。