社交ダンスを踊られる方々で、大きな表現は
大きな歩幅からと思っている方はいませんか。
確かに、競技選手が踊る姿を観戦すると、
足が気になって、大きな歩幅が大切と思って
出来るだけ大股で練習しようとしていませんか。
足腰をトレーニングして重心を落として踊れば
おのずと歩幅が広くなって沢山移動出来そうです。
しかし、必要以上の歩幅は、足の引付が遅れたり
ボディコンタクトを損なったりで余りいい方法とは
言えません。
特に、女性は、ドレスの下から足がニョキニョキと
まるでクモの足の様に伸びて見苦しいものです。
演技の大きさはテクニックや運動能力に依る事も
有りますが、人の目は意外とだまされ易くて
目の錯覚を利用してより大きく見せる方法も
幾つか有ります。
簡単で効果的な方法は、ドレスを利用して練習します。
素晴らしい踊り手の共通の姿に、ドレスがいつも動いて
広がっている様に見える事が有ります。
この事は、上手に踊れているかを見分ける方法でもあり
練習に利用することもできます。
つまり、自分たちのルーティンを踊っている時
一番ドレスが大きく、広がり続ける事を目指すのです。
鏡を見たり、誰かに見てもらったりして、できるだけ
ドレスの先端が広く遠くに動く事を練習します。
すると、ステップがある程度大きくなると今度は
ドレスが身体から離れず動きづらくなる事が
解ってきます。自分たちで頑張って踊っても
外見的には踊りが小さく見えてしまい
成績に影響がある事もあります。
自分たちの運動で一番ドレスが大きく踊る
歩幅とスピード、ボディワークを見つけましょう。
ドレスが高く広がり、継続時間が長くなると
足型もかなり正確になるものです。