きぬた歯科の謎
毎日、高井戸のインターより首都高に乗る。
帰りも高井戸のインターで降りる。
毎日毎日、「きぬた歯科」の大きな看板を見ながら往復している。
いったいいくらの看板代を払っているのだろうと思う。
昔は消費者金融の「ワールド」や不動産会社の「アルデプロ」が首都高の周辺の看板をジャックしていた。
しかし、会社の衰退とともに看板は消えていってしまった。
11月6日の帝国データバンクの倒産情報を見ていたら、歯科医院の倒産・休廃業解散動向(2024年1月~10月)が出ていた。
それによると、今年発生した歯科医院(歯医者)の倒産・休廃業・解散は10カ月で126件もあった。
年間最多のペースである。
歯医者の淘汰が今までにないペースで進んでいるのである。
近年は特に歯科医の高齢化も要因となっている。
歯科医院の代表者の平均年齢は69.3歳。
老眼で見えるのであろうか。
そもそも、歯科医院の方がコンビニよりも多いのだ。
確かに、私の家のそばの荻窪駅周辺も歯医者だらけである。
数が過剰となり食えない歯科医師もたくさんいる。
大半の歯科医院の経営は苦しい状態である。
歯科医師の平均年収は約655万円である。
日本歯科医師会のデータでは、開業歯科医師の約20%はなんと年収300万以下。
上位約20%は年収3000万以上だが、個人差が大きい。
保険による虫歯治療だけでは食べていけない。
最近は自由診療のインプラントやホワイトニングなどの審美目的の患者に対応することで生き残りを懸ける歯科医院も増えてきている。
しかし、インプラントや歯科矯正により、高額な治療費を取られトラブルになっている例も実に多い。
私は月に一度、日本歯科大学に行ってチェックしてもらっている。
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「イケおじ」 いいよね?
人生100年時代。
心も体も、健康で若々しくいたいと願うのは、女性だけではない。
私は健康の秘訣としてまず歯を大切にしている。
どんなに疲れて酔って帰っても、必ず歯磨きをしている。
3種類の器具と歯ブラシ2本を使い分け、上下、表裏を1本1本丁寧に磨く。
口は、食道、胃、腸へとつながる消化器官の入り口だ。
自分の歯で何でも噛めるということは、食生活を豊かにし、更に健康の維持・増進、病気の予防にもつながっているのだ。
そのお蔭でもあるが、私はこれまで病気になったことが無い。
そして、サウナだ。
これは健康も美容も、そしてリフレッシュも兼ねた、私にとっては不可欠な存在だ。
温冷交代浴で自律神経を切り換え、ターンオーバーの乱れを血流を上げ正常化している。
サウナを利用して、自分の心と身体のメンテナンスをしている。
さて、そこに、外見のケアに無頓着と思われていた中高年の男性の間で美容への関心が高まっているという記事を見た。
最新の美顔器を使い、顔面や中高年特有の悩みに応えるクリニックなど、「イケおじ」を支えるサービスの幅が広がっているとの事だ。
私の会社の近所である銀座・中央通りにもヤーマンが美顔器ショップとして、顔専門のトレーニングジムをオープン。
男性が来やすいように「ジム」と名付けたようだ。
その4割が40~70代の中高年男性という。
中高年男性が美容を意識するきっかけは大きく3つあるという。
① 妻や家族の「最近シミ増えたよね?」という遠慮のない指摘
② 同窓会で久々に会う友達を見回し、比べて老けたとショックを受けた時
③「オンライン会議の定着」により画面に映る自分の顔をまじまじ見ることが増えた時
そんな不都合な現実に気づいてしまった男性が見た目の変化に対する悩みを抱えながら解決策が分からないというところに各社が商機ありと判断したのだ。
他にもスキンケアブランドも潜在需要があるという。
女性と異なり、美容や化粧となると身構えてしまうため、普段やっている体のケアの一環として肌を整えるというアプローチだ。
サントリーウェルネスより発売した「VARON」は24年度売上で45億円を見込む大ヒット商品へ成長している。
そして、プレミアアンチエイジング化粧水は「CANADEL」。
ブランドキャラクターは、木村拓哉氏の登場と期待が高い。
メンズ整肌料の国内市場規模は314億円と、5年前より1.5倍を見込んでいる。
私自身も、歯も肌も年の割に綺麗ですねと言われれるとちょっと嬉しい。
いつになっても健康で若々しくいたいという願望は、やはり女性だけでは無いのだ。
「イケおじ」への一歩を踏み出すチャンスは今である。
2025年1月10日(金)
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海で泳げるか
我々経営者は経営視点でものごとを見ているだろうか。
経営視点での人物評価は市場価値基準である。
プールで1km泳ぐ基準ではなく、海で1km泳ぐ基準で考えるのが経営視点を持つ経営者である。
荒波の海を泳ぐのに、いきなり泳ぎ出すバカはいない。
準備運動をしっかりやってから泳ぎ出す。
プールで充分に練習してから泳ぐ。
準備力が大切なのである。
海において進むべき方向に、プールのように白線はない。
プールは白線通りに泳げばいい。
しかし、海では下を向いても当然白線などない。
太陽か景色を見て、自分の泳ぐべき方向を決めるしかない。
疲れても海ではコースロープなどない。
掴まるものは何もない。
掴まることも立ち止まることもできないのが海なのだ。
プールなら、途中で疲れたら、コースロープに掴まって休むことができる。
海において泳いでいて気になるのは、大波やサメだ。
プールでは、気になるのは、隣で泳いでいるライバルと観客ぐらいだろう。
もし途中で挫折したら、海では諦めた瞬間、真っ逆さまに海の底へ落ちて死ぬ。
プールなら、本当にダメなら、その場で立ち止まって立てばいい。
プールは現場視点の社員の社内価値基準なのである。
経営視点は市場生死原理の中で働く。
現場視点は社内競争原理で働く。
経営視点を持つ経営者は、いかに安全に海を越えて向こう岸まで行けるかを考える。
船を造り、全員を安全に目的地へ届けることを目指す。
経営者は海で戦う人間でなくてはならない。
結果、つまり成功することを重視するのである。
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玄人以上のド素人
最近、自分の10代の時のテレビに出演していた人を突然思い出すことがある。
あの人は今、何をしているのだろうか。
あの頃、何を考えてテレビに出ていたんだろうと思うことがある。
例えば、「帝人」のワンマン社長だった大屋晋三氏の社長夫人だった大屋政子さん。
大企業の帝人の経営に介入して、帝人の女帝と言われていた人だ。
ド派手な化粧とミニスカートで登場してきた。
甲高い声で「うちのおとうちゃんはね」のセリフで我々を笑わせた。
あの頃のテレビ界を席巻した元祖・セレブタレントだった。
それから、ピップエレキバンの会長の横矢勲氏のテレビCM出演にはビックリした。
横矢会長がCMに出るまでは「ピップエレキバン」など知らなかった。
しかし、樹木希林との絶妙なコミカルな動きに我々は笑った。
このCMにより、人気が上がり知名度もアップした。
そして、ピップエレキバンは爆発的に売れた。
おまけに北海道の「比布」という駅の入場券の切符も流行し、私も持っていた。
又、私の10代の時に記憶に残っているタレントで「気仙沼ちゃん」という人がいる。
確か、「欽ドン劇団」に応募して合格した女の子だ。
当時は萩本欽一のオーディションに参加してきた女性を欽ちゃんは出身地名で呼んでいた。
白幡美千子さんも出身地の気仙沼から「気仙沼ちゃん」と名付けられた。
ド素人なのに、あのなまり、方言がおもしろく、玄人以上の芸人であった。
テレビが全盛であった昭和40年、50年代は、素人なのに、玄人以上の人がテレビに出ていた。
おもしろい時代であった。
今はSNSにテレビは取って代わられた。
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60代近くの男たち
今でも不動産系の人と会食をすると、必ずネットフリックスで放映された「地面師たち」の話題で盛り上がる。
「地面師たち」の打上げ風景がSNSでも話題になっている。
ピエール瀧らが下町で飲んでいると、強面がズラリ並んでいるので、なかなかの迫力と威圧感が笑える。
先日も私のブログで「地面師たち」を視聴した感想を述べたが、リリー・フランキーと川上麻衣子の夫婦の役柄について話したい。
「地面師たち」の中では定年を目前に控えた刑事(リリー・フランキー)と冷め切った妻(川上麻衣子)という間柄。
リリー・フランキーの演技がいい。
彼の疲弊しきった生活感やなれ合った夫婦関係を醸し出すのは天下一品。
この独特の雰囲気は彼しか出せないと思った。
このドラマは別としても、60代近くにもなると、家に帰っても妻から煩わしがられている殿方も多いのではないだろうか。
熟年離婚という言葉も流行しているし、妙にリリー・フランキーと川上麻衣子の家庭でのシーンはリアルであった。
刑事としての仕事から疲れて帰ったら妻は先に夕食も入浴も全て済ませて寝室で寝る態勢に入っている。
仕方ないので自分で安い缶詰を開けて、冷蔵庫からビールを出して缶詰をつっつきながら一人晩酌をする。
今の60代近くの熟年夫婦のリアルじゃないだろうか。
そして、妻は化粧台やキッチンとかに、お守り代わりに離婚届を1枚しのばせている。
日頃の鬱憤が募った時に、その離婚届を出して溜飲を下げる。
リリー・フランキーの気持ちが良くわかる。
胸に突き刺さる世代だ。
地面師より妻役の川上麻衣子の方がよっぽど怖いと思った。
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