・・・・・・・っということで、今回の熊本地震でイオンモールの爆発が注目されていますね。
事故は起きたばかりで、調査を待ってからコメントを書くのがスジだとは承知しています。
しかし、ガス爆発とはどのようなものか一般論として調べた範囲で書きます。
イオンモール熊本の2階の平面図です。
フードコートが2階にありますので、ガスを使用するとしたら、ここに注目するのは自然でしょう。
ニュースで伝えられているのは、プロパンガスの爆発ではないかということ。
地震発生1時間後くらいに爆発したとの証言があること。
まず、ガスには都市ガスとプロパンガスがあります。
どちらか、あるいは併用が考えられますが、どちらが使われていたか今の段階ではまだわかりません。
このモールのような大型施設は郊外にありますので、プロパンガスを貯めるバルク供給システム(集中プロパン)を使う例が多いようです。
しつこいようですが、あくまで例の一つに過ぎません。
タンクは建物から離れた屋外に設置し、パイプで施設に供給されます。
当然のことながら、安全装置を幾重にも備えています。
地震への対策も十分です。
【大地震発生(震度5相当以上)】
- [屋外バルクタンク] 感震弁が作動し、メインバルブを根本から元栓遮断
- [配管途中の緊急遮断弁] 配管破損による圧力低下・大量漏洩を検知して自動遮断
- [各テナントのマイコンメーター] 個別に揺れを感知して二次遮断
↑こんな感じですかね。
大地震から約1時間後に爆発ですから、漏れたガスが建物に時間をかけて蓄積していったのでしょう。
ちなみにプロパンガスは空気より重く、都市ガスは軽いです。
地震によってメインバルブを根本から遮断するから、建物内にガスが溜まることはないと考えられますが、各バルブの故障、あるいは建物内の緊急遮断弁の手前でガス漏れが起きることが考えられます。
今回のケースでは事故原因の調査結果を待つしかありません。
もし、プロパンガスが原因だとしたら、どれくらいの体積ならどれくらいの爆発力があるのか調べてみました。
ジュールとかTNT何キロなんて言われてもわかりませんね。(;^_^A
ちなみに、イランのシャヘド(シャヘド136)自爆ドローンの弾頭重量は約30〜50kg(あるいは約90〜100kgの仕様も存在)だそうです。
今回の爆発規模から10㎥とは見えず、数10〜数百㎥ではないかとみられます。
しかし、専門家でも溜まったガスの量から爆発規模を推測するのは難しいそうです。
2020年に福島県郡山市で起きた飲食店爆発事故では約 2 〜 5 ㎥の漏洩で、建物全体が吹き飛んでいます。
以上、あくまで一般論です。
ガスは怖いということだけは知っておくべきで、地震とガス爆発はセットで起きうるという教訓を教えています。




