・・・・・・・っということで、この問題は長引くことは間違いありません。
お互いがLose-Loseの結果で終わることは分かっているのに、メンツのため引くに引けないのです。
調停者としての国連は全く期待できません。
次に考えるのは、ホルムズ海峡が使えないとの前提で世界はどう変わるかです。
前にも書いたように、交渉が長引けば長引くほど「全体主義国家」の方が有利なのです。
認めないでしょうが、アメリカの負け(失敗)で終わるとぼくは思っています。
いくらイランの経済が悪化しようとも、国民の反発が増大しようとも、強権で押さえつけられるのが常です。
そのうち制裁慣れしてしまうのです。
多少混迷は引きずるでしょうが、ホルムズ海峡その重要性がますます減少していくでしょう。
実際に、ホルムズ海峡を迂回するパイプラインや、地中海方面に輸出ルートか建設中です。
人類というものは、必ず生き残る別の方法を見つけるものなのです。
ホルムズ海峡の機能は石油を輸出するだけではありません。
イラクを含めた湾岸諸国は石油以外の物流でも成り立っています。
海峡の封鎖が長期化するに従い、「湾岸諸国の内陸化」が進むでしょう。
内陸化はイランにとっては国家の衰退に繋がり、実に不都合な状態です。
湾岸諸国の内陸化には相当長い年月がかかるでしょう。
人類は単に時間の経過を待つしかないのでしょうか?
ぼくが考える一つの可能性を次に書いてこのシリーズを終わりとします。
・・・つづく。
