愛のモヤモヤ | so what(だから何なんだ)

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人生のバックパッカーのブログです。
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そんなお年頃。
68カ国で止まったまま先に進みません。(;^_^A

・・・・・・・っということで、美輪明宏さんが亡くなりましたね。

 

あの人だけは、死とは無縁の存在のような気がしていたので驚きました。

 

91歳とのことですが、両親もそのくらいの年齢で亡くなっています。

 

人生百歳時代なんて言われますが、やはり90歳というのは一つの大きな壁なのでしょうね。

 

美輪さんといえば、NHKの「愛のモヤモヤ相談室」が大好きでした。録画までして見ていたほどです。

 

毎月1回の放送だったのですが、去年8月を最後に更新が止まっていました。その理由がようやく分かりました。

 

ぼくは美輪さんの歌も舞台もほとんど知りません。

 

ただ、この人生相談だけは欠かさず見ていました。

 

相談者が悩みを打ち明けると、美輪さんはほとんど考え込むこともなく答えます。

 

それも、核心を突く言葉がスッと出てくるのです。

 

「どうして、こんな答えがすぐに出てくるのだろう」

 

毎回そう思いながら見ていました。

 

調べてみると、美輪さんは音楽高等学校を中退しており、いわゆる高学歴ではありません。

 

しかし、その代わりに若い頃から実に濃い人生を歩んでいます。

 

長崎の遊郭近くで育ち、実家はカフェや料亭を営み、自らもゲイバーやバーで働き、銀座のキャバレーで歌っていたそうです。

 

そこで出会った人の数も、聞いてきた人生の数も、おそらく普通の人とは比べものにならなかったでしょう。

 

しかも、あれだけの頭脳と観察力です。

 

だから人生相談で、あれほど的確な言葉が返ってきたのでしょう。

 

少し乱暴な比較かもしれませんが、マツコ・デラックスの話が面白いのも、同じように豊富な人生経験があるからではないかと思っています。

 

果たして、生きていくために本当に必要な知恵は、大学だけで学べるのでしょうか。

 

世間という学校が人を育てる力を、私たちは少し軽く見ているのかもしれません。

 

美輪明宏さんは、そのことを身をもって教えてくれた人だったような気がします。

 

ご冥福をお祈りいたします。