シーマンシップについて | so what(だから何なんだ)

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人生のバックパッカーのブログです。
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そんなお年頃。
68カ国で止まったまま先に進みません。(;^_^A

・・・・・・・っということで、以前にも書きましたが、ぼくは若い頃に船乗りを目指したことがあります。

 

日付変更線を超えて太平洋を往復したこともあるんですよ。

 

そんな関係で、2026年3月4日に起きたアメリカの原潜によるイランのフリゲート艦「デナ」撃沈のニュースには強い関心を持っています。

 

 

半年前の出来事ですが、はるか遠くの記憶でしょう?

 

現場はスリランカ南岸の都市ゴール(Galle)の西南西約20〜40海里(約37〜74km)の国際水域、時間は救難信号が午前5時08分に受信されているので、攻撃されたのは5時5分頃でしょう。

 

↓船尾(機関室)付近に魚雷が命中。

 


 

↓2〜3分で沈没したとされています。

 

 

宣戦布告も無しに一方的に始まった戦争ですが、この攻撃は国際法違反でも、戦争犯罪でもないとのことです。

 

デナはインドで開催された式典に国際親善目的で訪問した帰りでした。

 

その証拠に、軍楽隊が乗船していました。

 

戦争が始まったのが2月28日ですからわずか開戦5日後ですね。

 

デナは就航5年という新しい艦船でした。

 

ミサイル等の最新兵器を搭載していたので、アメリカにとって帰港されると脅威であったことは理解します。

 

しかし、乗組員たちはまさか公海上で攻撃されるとは、まさしく夢にも思っていなかったことでしょう。

 

乗員180名のうち、32名が救助されました。(87名は遺体収容され、61名が行方不明。)

 

ぼくはスリランカで1年ほど仕事をしていて、ゴールにも行ったことがありますから、様子を思い描くことができます。

 

 

母港までまだ距離があるとはいえ、油断していたイラン側の落ち度と言ってしまえばそれまでですが、この攻撃には釈然としません。

 

だってアメリカ(イスラエルも)が勝手に始めた戦争でしょう?

 

不意打ち(騙し討ち)されたようなものです。

 

アラビア湾に入ればそれなりの態勢は取るでしょうが、平和の式典の帰りに攻撃するなんて卑怯じゃないですか。

 

そういう感情はぼくが船乗りを目指したからでしょうが、いくら戦争だとはいえ「シーマンシップ(船乗りとしての誇り)」はあるべきだと思うのです。

 

アメリカの都合で始めた戦争ですから、余計にその「卑怯さ」を感じてしまうのです。

 

しかし、事件を調べていくうちに腑に落ちなかった点がいくつか明らかになってきました。

 

だって、原潜の艦長だって同じ船乗り仲間じゃないです。

 

使用された魚雷はMk-48型というものです。

 

最近の魚雷は昔のUボートのように直接穴を空けて沈めるのではなく、船底近くで爆発させ、衝撃波で竜骨をへし折る方式なのです。

 

上にある命中時の写真を見ると、船尾付近すなわちエンジンルームを狙っているのです。

 

船の中央を狙わなかったとすれば、航行不能に陥らせるかまたは脱出の時間を与えたとも考えられるのです。

 

もう一つ引っかかるのが生存者数です。

 

救助にあたったのはスリランカ海軍(海上保安庁?)ですが、真冬の海に放り出されたにしては生存者の数が多すぎませんか?

 

救難信号受信からの初動が早かったのでしょうが、夜明け前の時間ですよ。

 

報道によればアメリカから直ちに沈没地点がスリランカに伝えられたとのことです。

 

潜水艦は浮上して遭難者を救助する義務が課されていません。

 

それにしても早すぎます。

 

事前に撃沈情報がスリランカに伝えられていたとも考えられます。

 

撃沈地点もアラビア海に入る直前、スリランカのすぐ近く。


ぼくは命令に従わざるを得なかったとはいえ、アメリカ海軍には多少たりともシーマンシップが残っていると信じたいのです。

 

不条理にも命を落とされたイランの乗組員たちの冥福を心から祈ります。