行ってみなきゃ分からないシルクロード(2) | so what(だから何なんだ)

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人生のバックパッカーのブログです。
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そんなお年頃。
68カ国で止まったまま先に進みません。(;^_^A

・・・・・・・っということで、いわゆるシルクロードのルートを前回紹介しましたが、仮に中国の産品をヨーロッパに運ぶのが目的なら、もっと南にもルートがあるでしょう?

 

要するに東南アジア、インドを通って西に運ぶルートがあって然りでしょう。

 

はい、あるんです。

 

もっと南の海のルートもありますが、ここでは触れません。

 

「南方ルート」というのがあって、おおよそ次の2ルートです。

 

1)インド経由ルート

  雲南 → ミャンマー → インド東部 → ガンジス平原

  敦煌 → カシュガル → カラコルム山脈越え → インド北部(ガンダーラやカシミール)

  三蔵法師が家来を引き連れて通ったのがこのルートですね。

 

2)東南アジアを経由する雲南ルート

  雲南からメコン川流域へ → タイ北部 → ビルマ経由 → インド洋方面へ

 

なぜ南方ルートが軽視されがちなのか?

 

それはドイツの地理学者の名付けたシルクロードがあまりに巧妙でロマンがあるからなのです。

 

実質的にはヨーロッパにとって、北ルートより南方ルートの方がインパクトとがあったのです。

 

あまりにも中国とヨーロッパを直接結ぶ絹の道のイメージが強すぎるのですね。

 

何度も繰り返しますが、一本の道ではなくネットワークなのです。

 

「アジア交易ネットワーク」と呼ぶ方が実態に近いのですが、そこからロマンは感じませんよね。(;^_^A

 

次はシルクをわざわざ砂漠や険しい山岳を超えて運んだのでしょうか?を考えます。

 

それも命懸けで?