続きが見られる幸せ | so what(だから何なんだ)

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人生のバックパッカーのブログです。
暇はあるけど体力と金と気力がない。
そんなお年頃。
68カ国で止まったまま先に進みません。(;^_^A

・・・・・・・っということで、人は長生きしたいと思っている。

 

百歳以上生きる人なんて稀でした。

 

ところが、いまじゃあまり珍しくなくなって、百歳を超えても記念品を贈られなくなったそうです。

 

ぼくは古希なんて歳になっていましたが、そう言われるのは「古代稀なり」だったからでしょう?

 

歳をとるとめっきり体の動きが悪くなり、毎日飲む薬も増えていきます。

 

それとともに、「気力」が失われてくるのです。

 

それに加え「ボケ」が進むのです。

 

これが喜寿とか傘寿とか米寿、卒寿なんて続いっていった日にゃどうなるのでしょう?

 

長生きしたって何の得にもならない、「ピンコロ」をいつのまにか願うようになるのです。

 

そこで、「長生きして得なこと」は何だろうと考えました。

 

そして、「続きが見られる」という結論に落ち着きました。

 

太平洋のジャングルで死んでしまった兵隊は、戦後の日本という続きを見られませんでした。

 

これって、残念ですよね。

 

ウクライナの戦争がどうなっていくのか?

 

トランプが大統領のアメリカはどうなっていくのだろう?

 

そんな大袈裟な続きではなく、自分の娘たちは幸せな人生を送るのだろうか?

 

続きを見たいですよね。

 

死じまったら、続きが見られません。

 

こういうことを言うと、続きは永遠に続くのであって、それを全部見ることなんかできないと。

 

でもサ、同期に優秀なライバルがいて、彼がぼくより先に死んでしまったら、ぼくは「勝った」と思うんじゃないかな?

 

父親は90歳(ー5日)に亡くなってしまいましたが、最後は年賀状が1通も届かなくなっていました。

 

現役の頃は、まさしく何百枚も年賀状が届いたのに。

 

同期生のほとんどが続きを見ることなしに人生を終えたのです。

 

中にはこんな苦しい人生を送るのだったら、自殺した方がマシと考える人もいるでしょう。

 

続きなんか見たくねぇ〜よってね。

 

でも、どんなに苦しくたって、自ら続きを見る権利を放棄するのって、いかにもモッタイナイんじゃないかな?

 

多分その続きは悲惨な人生のままで終わるでしょう。

 

ひょっとして好転する可能性があるかもしれないけど。

 

好転しないまま終わっても、続きは見ることができたのです。

 

続きが見られるって、幸せなことなんですよ。