・・・・・・・っということで、「トランプはロシアの工作員説」なるものがあることを知りました。
トランプがモスクワのホテルでプーチンが手配した売◯婦とやらかしているヴィデオを撮られ、脅しの材料にされているという話は聞いたことがあります。(スティール文書2017年)
FBIも捜索し、決定的な証拠はないことになっています。
でもサ、トランプはポルノ女優と寝るような男なんですよ。(有罪判決を受けています。)
「あり得る」ウワサですよね。
とはいえ、ロシアの工作員となると、デマの域を超えています。
第一期の大統領選の時、ロシアがトランプを有利にする偽情報を流し続けていたのは事実です。
明らかにロシアはトランプに大統領になってほしがっていた証拠でしょう?
最近のウクライナ停戦ではまるでトランプがロシアの代弁者のような発言を繰り返しています。
これを持って「ロシアの工作員」だとは飛躍がありすぎます。
この説の根拠は以下のとおりです。
- ソ連時代のリクルート説:1980年代にトランプがモスクワを訪問した際、KGB(旧ソ連の諜報機関)が彼をリクルートしたという未確認の報道。
- ロシアに弱みを握られている説:ロシアがトランプの「不都合な秘密(不動産取引、金融問題、スキャンダル映像など)」を握っており、圧力をかけている可能性。
これは空想の域を出ていません。
しかし、トランプが経営するトランプ・オーガニゼーション(Trump Organization)が1990年代~2000年代初頭に経営難に直面していたのは事実です。
その際、ドイツ銀行から数億ドル規模の融資を受けました。
そのドイツ銀行はロシアのマネーロンダリングに関与していたことが判明しています。
2000年代から2010年代にかけて、トランプの不動産はロシア系の富裕層によって大量に購入されました。
ある物件などは、相場をはるかに超える高値で購入されました。
これらがロシアからの資金提供だと考えるのは無理がないでしょう。
これ以外にも、ロシアのオリガルヒとトランプの関係の強さを示す証拠が多数あります。
それがトランプオーガニゼイションの経営難の時期と重なっており、その後乗り切っているのです。
実際に調査が続けられていますが、決定的な証拠は出ていないのが事実です。
トランプが調査を妨害したり、ロシアは犯罪の証拠を隠蔽することに長けているからです。
これらの疑惑をトランプ得意の「フェイクだ」とか「魔女狩りだ」との一言で片付けられていいものでしょうか。
少なくとも、こんな疑惑まみれの人物を自国の大統領に選んだアメリカ人の「劣化」を憂えざるを得ないのです。