・・・・・・・っということで、皆さんにはあまり興味の無い話題のようでしたが続けます。
フランス語を話すノルマン朝がイングランドを征服したのに、何でイギリスは英語なのか?
それでも英語はフランス語をかなり取り入れたそうです。
「court(宮廷)」「judge(裁判官)」「beef(牛肉)」「government(政府)」など。
次に世界史的に見て、支配者の言語に変化した国と、現地語がそのまま残った国があることについて。
南米は支配者のスペイン語やポルトガル語に変化しましたよね。
実はこの言語シフトについての研究がたくさんあるようです。
ぼくが興味を持つくらいの疑問は、学者はとっくに研究し尽くしているんですね。(^^ゞ
その理由は、支配者の数が少なかったり、宗教や文化に対して寛容だったり、イギリスのように支配者側の事情だったり。
ひとつ興味深いのが、南米の場合、疫病(天然痘など)で先住民が激減し、人口のバランスが崩れたなんて理由があります。
イギリスがインディアンを殲滅するために、わざと天然痘を使ったことを思い出して、嫌な気分になります。
参考に言語シフトの事例を貼り付けておきます。
【言語交代が起こったケース】
ローマ帝国:ラテン語 → フランス語・スペイン語・イタリア語に変化
ただし、ギリシャ・中東ではラテン語は定着せず、ギリシャ語やアラビア語が生き残った。
イスラム帝国の拡大→アラビア語
ただし、ペルシャ語(イラン)は独自に存続した。
南米征服→スペイン語・ポルトガル語
【言語交代が起こらなかったケース】
モンゴル帝国 → 中国・イラン・ロシア
満洲語(清朝)→ 中国語(北京語)
オスマン帝国 → アラビア語・ギリシャ語・アルバニア語など
日本はアメリカに占領されましたが、英語にはなりませんでしたね。
インド、フィリピン、香港は英語との共存ですね。
日本人が英語が苦手なのは、DNAのせいにしたくないです。