・・・・・・・っということで、NHK大河の「光る君へ」で刀伊の入寇が出てきましたね。
この歴史的事件について、ブログに書こうと企んでいましたが、先を越されてしまいました。(^^ゞ
皆さんは「元寇」に関してはよくご存知でしょう?
13世紀にフビライ率いる元の軍勢が二度にわたって日本を襲いました。
学校の日本史の授業では、大体この辺で終わってしまう。^m^
しかし、元寇以前にも日本は外敵からの侵略を受けたことは知られていませんよね。
11世紀の「刀伊の入寇」を知っている人はかなりの歴史通です。
刀伊の入寇は、1019年に女真族(刀伊)が朝鮮半島を経由して九州北部に襲来した事件です。
連中がやったことは、元寇のように占領が目的ではなく大規模な盗賊と理解した方がいいでしょう。
行ったことは元寇と同じで、村々を略奪し、多くの日本人を拉致しました。
九州を防衛する役割を担っていた太宰府が迎撃し、最終的に彼らを撃退したのはドラマと同じです。
平安時代といえば、貴族文化に目が奪われがちですが、「防衛」についてもきちんとしていたのです。
ドラマの最後に、この事件により武士の存在がクローズアップされたと解説が入りましたが、ぼくらが思う以上に武士の存在は大きかったと個人的に思っています。
ぼくが各地の城巡りしたことはご存知でしょうが、九州北部や中国地方に防衛施設を築き、外敵の侵略に危機感を持ち、それに備えていたことがわかります。
こうした準備は、後の元寇やその後の朝鮮による対馬侵略(これも皆さんご存知ないでしょう?)への対応にもつながっていきました。
ぼくがいつも感じているのは、日本の歴史教育や議論では、自国が他国に行った加害行為について多く語られ過ぎていることです。
私たちは二度と同じ過ちを起こしませんとか。
それ自体は重要なことでありますが、同時に、外敵から侵略を受けた歴史や、それに対処するためにどのように努力してきたかという側面が、十分に共有されているとは言えないのではないでしょうか。
刀伊の入寇や元寇および対馬侵略のような出来事は、日本が受けた侵略の歴史として、もっと重視されるべきでしょう。
防衛意識が高かった過去の日本人と比べると、現代の日本社会は、過剰に加害者意識に引きずられているように見えます。
加害と被害の両面に対する適切なバランス感覚を育むことは間違っていないはずです。
ドラマによって刀伊の入寇が広く知られることは、とてもいいことだと思います。
