・・・・・・・っということで、ガザ戦争の行方は収束するどころか、レバノンのヒズボラとの戦争に拡大しています。
歴史を遡れば、イギリス、フランス、ロシアの蒔いた種が原因で、彼らの責任だと分かるのですが、当事者たちにそこまで冷静さを求めるのは無理のようです。
表面的に見れば、イスラム教対ユダヤ教の宗教対立に見えますが、「宗教が対立に利用されている」とするのが正しい分析でしょう。
宗教は人々のアイデンティティーに強く結びついています。
だから、熱くなってしまうのです。
ヒズボラとハマスの裏にいるのは、シーア派の盟主であるイランであることは明らかです。
一方、イスラエルの裏にいるのは米国です。
宗教的に見ればイスラム教vsユダヤ+キリスト教連合の対立に見えます。
しかし本質は、政治的、経済的、社会的対立であることは間違いないのです。
宗教が対立に利用されているというのはそういうことなのです。
ならば、宗教がこの対立を収める力を秘めているとぼくは考えるのです。
ヒズボラの指導者ナスララ師(暗殺されました)
イランの指導者のハメネイ師
この二人、なんか似ているんだよねぇ。
オレが常に正しいという態度なんだよねぇ。
やっぱり、宗教に寛容性を求めるのは無理だなぁ〜・・・と感じさせられるのはとても残念なことです。