壁について | so what(だから何なんだ)

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人生のバックパッカーのブログです。
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そんなお年頃。
68カ国で止まったまま先に進みません。(;^_^A

・・・・・・・っということで、壁についての雑感。

 

万里の長城はモンゴルの侵入を防ぐために本気で(?)築かれましたが、途中から無用の長物だと気付いたはずです。

それでも造り続けたのは、ここまでは中国の領土だと物理的な線を引くのが目的だったと思います。

 

ハドリアヌスの長城がまさにそれが目的。

ここまではローマの領土だぞと境界を示すためのもので、長城で侵入を防ごうとしたものではありません。

 

ハンニバルはローマの城壁まで達しました。

彼はローマを包囲しませんでした。

それより周囲の小さな都市を攻略することを優先しました。

ローマを陥落させるために必要な兵力を持っていなかったこともありますが、城壁で守られた都市を攻めるのは無駄に体力を消耗するだけと知っていたのです。

彼がいかに名将だったか、この事実だけで分かります。

 

カエサルは城壁の建設に熱心ではありませんでした。

逆に、城壁を壊しました。

防衛という城壁のメリットより、都市が発展する妨げになるデメリットの方が大きいことを知っていたのです。

 

ローマはアラリック率いる西ゴートに包囲されました。

最終的に陥落し、大規模な殺戮と略奪を受けたのはご存知の通りです。

この事実にキリスト世界は戦慄しました。

 

コンスタンチノープルも高い城壁で囲まれ、攻略するのは不可能だと信じられてきました。

しかし、オスマントルコのマホメット2世によって陥落し、ビザンチン帝国は息の根を止められました。

 

そして現代、トランプはメキシコとの国境に高い壁を建設し、移民からアメリカを守るのだと主張しています。