位置関係 | so what(だから何なんだ)

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・・・・・・・っということで、トランプ狙撃事件のニュースを聞いていてよく解らなかったのが狙撃の位置関係です。

 

自分の理解のために調べただけですので、特に深い意味はありません。

 

もっと解りやすい位置図があったのですが、見つかりませんでした。

 

 

狙撃手は左の建物の屋根の上から、暗殺を試みました。

 

距離は400 to 500 feet (120 to 150 meters) と大雑把ですが、410ft(125m)としておきましょう。

 

演壇の後ろの二つの建物の屋根の上には地元警察の狙撃班が警戒していました。(背中にはPOLICEとプリントされていますね。)

 

不審者が隣の建物で発見され、振り向いたところのようです。↓

 

 

使用している銃はレミントン社製Mk13Mod7というれっきとした狙撃銃です。(有効射程距離1,300メートルです。

 

 

犯人が何発撃ったかもよく解りません。

 

3発撃ったという説が有力です。

 

TVの画面を見ていると、正面から弾丸が飛んできたと思ったのですが、実際は左側からです。

 

トランプがそのまま正面を向いていたら、確実に頭を吹き飛ばされたのですが、左側に大きなグラフが掲げられていて、そちらの方、すなわちトランプが右を向いた途端、耳を貫通します。(2発目と言われています。)

 

正面から見て左の観客席にいた参加者(消防士?)が運悪く死亡しました。

 

右の観客席にいた人は重傷のようです。

 

犯人が使用した銃は、AR15というコルト社製の突撃銃(アサルトライフル)です。

 

 

犯人は事前に射撃場で練習していたようで、トランプが右に向くとは予測できなかったのでしょう。

 

映画【ジャッカルの日】を思い出しますね。

 

この映画では、イギリス人の狙撃者がド・ゴールの頭に照準を合わせるのですが、フランス人がキスの挨拶を交わすことを予測できず、外してしまいます。

 

犯人は流石に優秀な人物と見え、当日は測距儀を使ってトランプまでの距離を測っていたようです。

 

3発打った後、複数の発砲音が聞こえますが(6〜8発)、これは警察の狙撃手が犯人を射殺した時のものです。

 

事件直後はヘリコプターから撮影した犯人の死体が映され、血が屋根を伝っていましたが、流石にこれは配信を中止したようです。

 

以上、事件の位置関係を調べたものです。

 

関心はすでにカマラ・ハリスに向かっていて、事件現場は何事もなかったように片付けられています。

 

ここまで書くと、ジョン・F・ケネディ暗殺事件を連想してしまいますね。

 

位置関係は下図の通り。

 

 

ヒューストン通りを左折してエルム通りに入ってすぐに、教科書倉庫ビルから狙撃されました。

 

距離は88ヤード(80.5m)ですので、トランプの時より近いです。

 

ただし、ケネディのオープンカーは14km/h〜21km/hと随分ゆっくりしたスピードで移動していました。

 

使用された銃はイタリア製のカルカーノM1938です。↓

 

 

この時はあったのに、その後行方不明になったと記憶しています。

 

使用弾は下の写真の通り、AR15用より大きいです。

 

 

オズワルドは5秒の間に3発発射し、2発をケネディの後ろ首筋と頭部に命中させています。

 

その時の映像を見ると、ケネディは最初喉を押さえうつむき、その後頭部への2発目で大きく後ろにのけぞります。

 

そのため、2発目は前方から発射され、オズワルド単独犯ではないとの説があります。(ぼくもその説に一票。(^^)/)

 

あの時(1963年)は荒い映像がほんの僅か残っているだけですが、いまだったらほとんどの人がカメラを持って動画を撮影できますから、暗殺の謎は残らなかったでしょう。(今回のトランプのケースでは通過する1銃弾まで写っています。)

 

ケネディ暗殺の機密資料の99%は公開されているそうです。

 

陰謀説を裏付ける証拠はないそうです。(残り1%にあるのかもね。)

 

現役の時に暗殺されたアメリカ大統領の数は意外と少なく4人です。

 

エイブラハム・リンカーン、ジェームス・ガーフィールド、ウィリアム・マッキンリー、ジョン・F ・ケネディ。

 

暗殺未遂は就任前と引退後も含め13件もあります。

 

以上には含まれませんが、ロバート・ケネディ司法長官の暗殺は印象的でしたね。

 

やっぱ、アメリカは銃規制しなきゃね。