・・・・・・・っということで、1977年だから、いまから47年前、ぼくがサラリーマン人生を始めた年です。
あの頃の会社は、今の若い人たちが想像もできない世界でした。
初めて仕事の席について渡されたのが、そろばんでした。(^^ゞ
事務所の片隅には、手回し式の加算機が置いてありました。
机の上には黒電話。
ファックスさえなく、海外との通信はリボン式のテレックスです。
タイプライターだけは電動式のオリベッティー製でした。
和式タイプライターなんてものが本社にあって、専門のタイピストがいました。
ワープロが入ったのはずいぶんあとのこと。
英語専門のワープロで、机1台分の大きさでした。
コピー機なんてありませんでした。
大きな図面は「青焼き」・・・って知らないでしょうね。
青焼き専門の部屋があって、アンモニア臭で満たされていました。
就業時間なんてあってないようなもの。
退勤の時間になっても、誰一人帰ろうとしませんでした。
サービス残業は当たり前で、近くのラーメン屋から出前をとっていました。
入札前になると、みんな事務所に泊まり込みでした。
さすがに女性社員は、深夜にタクシーで帰らせましたが。
事務所はタバコの煙で満たされていました。
年末に大掃除をするのですが、事務機器にはニコチンタールがへばり付いて茶色でした。
女子社員は始業少し前に出社し、机を拭いたり床を掃いたり準備していました。
朝席に着くと、お茶を出してくれました。
その時の社長が新しいもの好きで、大型コンピュータ室がありました。
そういえばキーパンチャーなんて職種がありましたね。
会社に初めてパソコンが入ったのが35歳の頃でした。
・・・・・・・
会社の仕事は激変したんだなぁ〜〜と、つくづく思います。