・・・・・・・っということで、またヘリコプターが落ちましたね。
今度はイランの大統領と外相が搭乗していたというのですから、世界的な注目を集めています。
ぼくがこの事故について、とやかくいう資格は全くありません。
でも、ヘリコプターと聞くと、血が騒ぐのです。(;^_^A
事故を起こしたのはどんなヘリコプターだったのか?
消息を断つ直前に撮られたという映像を見て、これはベル212だとすぐに分かりましrた。
ヘリコプターに興味ある人なら、間違えようがありません。
2枚ブレードである点に注目してください。
ところが、多くのマスメディアがこれをベル412と報じているのです。
事故機だとする写真も掲載され、ご丁寧に機体番号が6−9221だとまで伝えているのです。↓
確かにベル412ですが、これは4枚ブレードです。
まあ、どーでもいいのですが、気になって仕方がない。
どうして気になるかというと、ベルはアメリカのヘリコプター会社です。
アメリカから制裁を受けているイランが、米国製のヘリコプターを使わざるを得ない状況なのです。
事故機の製造番号が分かれば、機体の経歴が分かります。
要は、野次馬根性ですね。
すると、こういう写真を見つけました。
イラン政府のベル212と紹介されています。。
上の写真と比べると塗装パターンは全く同じです。
そうなのです、イランは212と412を保有していたのです。
説明に、New paint scheme for Iran Government Helicopters.とありましたので、イラン政府専用機の塗装だったのです。
ですから、墜落事故を起こしたのは、ベル212型の方だったのです。
残念ながら、こちらの機体番号は不明で、どういう経緯でイランの手に渡ったのかは不明です。
だから何だ。
ちなみに、流石にアルジャジーラはこの手の情報は早いですね。
トルコの無人偵察機が事故現場の熱源を探知したそうです。
↓赤外線カメラですね。
そして、事故現場の写真。
これを見る限り生存は絶望的でしょう。
これだと、機体番号は分かりません。
だから何だ。<(_ _)>
(追記)
Bell 212 helicopter, manufacture year 1994. Registration 6-9207, Manufacturer Serial Number 35071.
だそうです。(^^)/
この事故に関して事故原因について多くの意見がネットに上がっています。
当然のことながら、事故機の製造が古いことに原因を求める意見もあります。確かに30年前の機体で古いことは古いですが、それだけで決めつけるのは危険です。
知ったかぶりの素人の意見も多いですが、専門家の中にも予見に基づく意見を書くのはどうかと思います。
事故の推測は控えるべきで、あくまでも「認定した事実」のみが基本であることを忘れないようにして欲しいものです。
まあ、国が国ですから、正確で正直な原因調査が行われるかわかりませんが。