・・・・・・・っということで、ウクライナ戦争で驚かされるのが、ドローンの進歩です。
2020年に起きたナゴルノ=カラバフ紛争(戦争?)では、アゼルバイジャンとアルメニアが戦って、アルメニアが圧勝しました。
勝利の鍵を握ったのが、トルコが支援した無人機(UAV)でした。
バイラクタルが一躍有名になりましたね。
無人機の有効性がこれまでの戦争の概念を一変させました。
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ウクライナ戦争で現在活躍しているのは、同じ無人機でもドローンと称される安価な代物です。
ウクライナもトルコのバイラクタルを保有していましたが、今では名前が出てきません。
その理由は高性能であるけれど高価だからです。
戦争の開始当初、ウクライナ軍はドローンに手榴弾をくくりつけて、上空から落下させていました。
命中精度は低く、威力もほとんどなく、笑っちゃうくらいにお粗末なものでした。
ところが、最近の戦果を見ると、ドローンで戦車の車列を丸ごと葬り去っているのです。
高価なロシアの戦車が、安価なドローンによる攻撃に太刀打ちできないのです。
これほどの威力を持つドローンはすでに投下型ではなく、自爆型なのです。
バイラクタルのように、高性能なセンサーは搭載しておらず、全て目視による誘導です。
こんな戦術はそれまで全く予想されていませんでした。
ぼくが驚くのがウクライナの開発力です。
・・・つづく。