・・・・・・・っということで、ヴァイキング映画です。
薄汚い筋肉男が重い剣を振り回し、血が飛び散る・・・ってえのが定番で、本作もその王道を守っています。
そういうのが苦手な人(カミさんがそれ)は避けて通る分野です。
ぼくはそういう映画は嫌いじゃないです。(^^ゞ
シュワルツェネッガーが若い頃撮った【コナン・ザ・グレート】は、最初にこの分野を開拓した作品で、本作もその影響が残っています。
ヴァイキングものとしては、TVシリーズの【ヴァイキング 〜海の覇者たち〜】が名作でしたが、尻切れトンボで終わって残念。
さて、本作は「復讐もの」です。
父を殺した叔父を、少年だった息子が数年後逞しく成長して、本懐を遂げるというワンパターンの筋書きです。
しかし、誠実な演技がいい。
ワンパターンを崩すヒネリがあっていい。
北欧神話をベースに絡ませているのがいい。
シナリオの力より、制作の力で見せる仕上がりになっています。
ニコール・キッドマン、【クイーンズ・ギャンビット】のアニャ・テイラー=ジョイ、イーサン・ホーク、ウィレム・デフォーなどが、脇役なのに誠実な演技を見せています。
あくまでキライじゃない方向けです。^m^
★★★★☆