・・・・・・・っということで、チャットGPT(=AI)は一見頭が良さそうに見えます。
ぼくとAIとのやりとりは先のブログで公開しました。
長い引用だったので、最後まで読んでくれた人はいないでしょうが。(^^ゞ
チャットGPT が最初の部分で:
「ベートーヴェンは、フランスの侵略やウィーン包囲(1805年、1809年)などの戦争の中で創作活動を行っており、その時代の不安定な状況が彼の作品に影響を与えています。」
このくだりでオヤっ?とせず、見逃す人は多いと思います。
「ウィーン包囲」は過去に2回ありました。
両方ともオスマントルコによる包囲です。
1529年スレイマン1世が、1683年のメフメト4世に仕える宰相が指導しました。
ベートーヴェンは1770年12月16日に生まれ、1827年3月26日に亡くなっていますので、ウィーン包囲とは重なっていません。
AIはこういう嘘をシレッと言い放ちます。
AIを擁護すれば、1805年と1809年はナポレオンがウィーンに入城した年です。
しかし、「ウィーン包囲」という用語はオスマントルコに使うのが常識です。
長い引用を最後まで読んでいただければ、AIのバカさ加減が判っていただけるはずです。
・・・・・・・
ぼくは子供がチャットGPTを使うことには反対の立場です。
なぜなら、「AIは人間より頭がいい」と刷り込まれてしまうからです。
AIには頭などないのです。(説明の余地ありませんね。)
人間のフリをしているだけです。
ところが、子供はそれを見抜けません。
AIはその豊富な情報量と演算の速さで人間を凌駕します。
あくまで、人間は使う側であることを忘れてはなりません。
AIに頭がいいなどと人格を認めてしまえば、使う側の人間が振り回されるだけです。
技術は進歩しますので、ますますAIは人間のフリをすることが上達していきます。
今回チャットGPTとぼくがやり合って、最後にAIは間違いを認め謝りましたが、次はもっと上手く嘘をつくはずです。
AIの危険性は、特に子供への影響が問題です。
EUがAI規制に乗り出すように、日本も真剣に考えなければならない問題でしょう。