・・・・・・・っということで、ちょっとばかり過激なタイトルですが、イタリアに来てずっとぼくの頭の中に渦巻いているイタリア人に対するフレーズなのです。
ホントーにバカとしか言いようがない。
フランス人は傲慢ですよね。
ドイツ人は几帳面ですよね。
イタリア人はよく言えば楽天家。
しかし、楽天家を通り過ぎてバカなのです。
なぜか?
今回はその真相に迫ろうとする企画です。
イタリア人は今のことしか考えていません。
今エンジョイしなくていつエンジョイするんじゃ?・・・です。
それはそれで、正しい生き方です。
だって、人生は「今」しかなく、今を生きるしかないのです。
「アリとキリギリス」に例えるとすれば、明らかにイタリア人はキリギリスです。
この寓話の教訓は、将来に備えて蓄えない者は、冬になったら食べるものがなくなるぞ・・・です。
しかし、冬が来ないイタリア人にはこの教訓は通じません。
だって、ヨーロッパの中で、一番太陽が溢れる国なんですから。
この寓話の教訓が通じるのは、寒い冬が来る国だけなんです。
そう、イタリアは恵まれているのです。
気候は一年中温暖で(そりゃ一部はそうじゃないけど)、放っておいても食うに困らないのです。
ローマはかつて地中海を征服しました。
今のイタリア人が、あの偉大なローマ人の子孫とは俄かに信じられませんね。
2000年前のローマの時代でもイタリアは恵まれた国でした。
しかし、いまのイタリアと古代のイタリアを比べたら、全く異なった環境にあったのです。
それは、「安全保障」です。
気候が温暖で、食うに困らないイタリアは、当時でも美味しい国だったのです。
それは周辺国から狙われますよ。
でも、イタリアの幸運なことは、半島であることです。
日本も同じ幸運に恵まれていますが、同じような細長い国である以上に、周辺が海に囲まれていることです。
イタリアも細長い国ですが、北の部分が陸続きです。
これが安全保障に大きく影響を与えたんです。
ローマは安全保障を保つための問題は、北からの脅威をどう防ぐかでした。
実に幸運なことに、北側は高いアルプスで蓋がされています。
敵が侵入するとすれば、東西の海岸沿いに来るルートです。
安全保障を安定させるには、守るばかりではなく先手を打って相手を無力化することです。
カエサルがガリア(今のフランス)とゲルマニア(ドイツですね)と戦ったのには意味があるのです。
その前に、カルタゴと戦っています。
カルタゴはシチリアをどうしても手放したくありません。
食糧庫ですから。
ローマの安全保障としては、シチリアをカルタゴに取られるわけにはいきません。
だから、第一次と第二次ポエニ戦争が起きたのです。
ローマの予想外だったことは、大ジョーブだろうと思っていた北のアルプスを越えて、ハンニバル(カルタゴの将軍ね)が侵入してきたことです。(赤い矢印)
黄色い矢印は、ドブロブニクなどを根城とする海賊どもです。
これは随分手こずったけど、駆逐に成功しました。
こう書いてくると、イタリアの安全保障は苦労の連続だったけど、基本的には「イタリアは守りやすい国」ということです。
これが、イタリアが地中海を征服できた真の理由です。(地中海を我が内海と呼んだそうです。)
地中海を征服できたら、もう食べるのに困ることはありません。
贅沢し放題です。
その後、ゲルマン人が侵入してきて東西に分裂、ローマはかつての栄光を失っていったのはご存知の通りです。
やっぱり、当初の安全保障に対する考えが疎かになって、油断したと言わざるを得ないでしょう。
その後のイタリアは無数の小国に分かれて、統一国家となるのはガリバルディー以降です。
さて、こういう歴史をざっとみたのは、なぜイタリア人がバカになったかを理解するためです。
放っておいても安全保障を保てるのがイタリアなんです。
第二次世界大戦当時を挟んでイタリアはオカシくなりましたが、ローマ時代と比べれれば、安全保障に対して真剣味が大幅に薄れたのです。
キリギリスでも楽しくやっていけるわァ〜
以上が、イタリア人はなぜ馬鹿かの説明ですが、異論がありますでしょうか。^m^

