飼い犬に手を噛まれる | so what(だから何なんだ)

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人生のバックパッカーのブログです。
暇はあるけど体力と金と気力がない。
そんなお年頃。
68カ国で止まったまま先に進みません。(;^_^A

・・・・・・・っということで、ワグネルの指導者プリゴジンの反乱は、専門家でも予想していませんでしたね。

 

今後どうなるかは、誰も予想できません。

 

推移を見守るしかありません。

 

ぼくが連想したのは、オドアケルです。

 

オドアケルはゲルマン人の傭兵隊長(この表現はやや不正確)で、クーデターを起こして西ローマ帝国を滅ぼした人物として、教科書で習いますね。

 

当時のローマは優秀な外国人の司令官に頼らざるを得ない状況だったのです。

 

ワグネルを傭兵とするには無理があるかもしれませんが、金で調達された軍隊であることに違いはありません。

 

オドアケルは西ローマの統治を任されますが、短期間で殺されます。

 

プリゴジンの運命やいかに。

 

・・・・・・・

 

もう一つ連想したのが、ナポレオンのエルバ島脱出です。

 

パリに向かう彼を正規軍は食い止めるどころか、彼に合流したのです。

 

今回プリゴジンがモスクワに軍を進めているのは、正規軍が戦わずに彼の側につくことを期待しているからです。

 

これが上手くいかなかったら、彼は破滅でしょう。

 

どうやら上手くいかず、進軍を中止して別の手を考えているようです。

 

・・・・・・・

 

ロシアの内部は、政府というよりギャングの集団と捉えたほうがいいようですね。

 

ゴッドファーザーであるプーチンがヘマをしたために、力を付けたプリゴジン組長がボスの座を狙っているみたいな。

 

要は仁義なき内部抗争なんですね。