・・・・・・・っということで、ドイツが制作すると、真面目です。
徹底的に真面目です。
2022年公開ですから、否応なしにウクライナ戦争と重なります。
しかも、現在繰り広げられているバフムートでの塹壕戦を見ているような気分になります。
ちょっとしたユーモアや、コメディータッチな箇所などかけらも加味されていません。
只々、血みどろの白兵戦をリアルに描き続けています。
上層部の停戦調停も並行して描かれていますが、あくまでも戦闘シーンがメインです。
ドイツ人の真面目さから、これでもかというほど戦闘シーンは細部にこだわっています。
これに死臭や硝煙の匂いを付けたら、そのまま戦場と認識して良いくらいリアルです。
Felix Kammererという俳優が主人公を演じていますが、無名だからこそ無名兵士を好演しています。
兵士を無駄死にさせる指導者。
戦争に巻き込まれる民間人。
命令通り死に向かって突撃していく兵士。
それぞれの心理が程よく描き分けられていますが、戦闘シーンだけで戦争の虚しさが伝わってきます。
★★★★★