・・・・・・・っということで、ロシア軍が苦戦しています。
その原因は様々で、ぼくのような素人がどうこう言える立場にありません。
しかし、関心は持つべきだと思うんです。
専門的なことは専門家に任せておけばいい・・・という態度を取っているがために、数多くの痛い目に遭っているじゃないですか。
新型コロナで、専門家のいい加減さが露呈したばかりじゃないですか。
かといって、ワシントン海軍軍備制限条約の時、日本への配分比率が小さすぎると国論が沸騰したように、国民が政府を突き上げるのも良くないですね。
ウクライナ戦争でぼくが関心を持って見ているのが、戦車と対戦車ヘリです。
ウクライナによる最新の発表で、ロシア軍の損失は3,041両の戦車、271機のヘリコプター(6月時点で対戦車ヘリは42機という説があり)です。
対戦車ヘリKa-52「アリガートル」は20億円くらいするそうです。
↓高そうなコクピットですね。
正確な数字は分かりませんが、すごい損失量だと思います。
さて、自衛隊も戦車と対戦車ヘリを保有しています。
AH-1Sがコブラで、AH-640というのがアパッチという対戦車ヘリです。
AH-640は53億円だそうです。
一方携帯式の対戦車ミサイルのジャベリンはひと組約6820万円、ミサイル1発は約2000万円だそうです。(ばらつきあり)
対空ミサイルのスティンガーは約1,550万円で、1発500万円だそうです。(ばらつきあり)
数十億円の対戦車ヘリが500万円のミサイルで撃墜されたら大損ですよね。
だから、対戦車ヘリを無くして、スティンガーをたくさん買えという説が出てくるのも当然です。
戦車の数を縮小してジャベリンをたくさん保有しろという主張があります。
ウクライナ戦争を見る限り、それらは正論だと思います。
まるで、戦車やヘリコプターは格好の標的と化しているようですから。
・・・・・・・
考慮しなければならないのは、日本はウクライナとは地形や気象が全く違うことです。
保有兵器の種類については、素人の口出しする範囲を超えています。
言えることは、自衛隊が今回の戦争をきちんと分析していることを願うばかりです。
いっぽうで、貿易不均衡を解消するために、日本がまとまった価格の兵器をアメリカから買わなければならない事情があることも知っています。
無駄な兵器を買う買わないについて、政府はきちっと国民が納得できる説明をしなければなりません。
これまで、政府の説明が足りていないとぼくは感じています。
アメリカからの不条理な圧力を跳ね返すには、世論の力が大きいのです。
国民の義務として、兵器についても関心を持たなければならないということです。