・・・・・・・っということで、善意がベースの映画です。
カミさんが図書館に勤めていますので、「図書館あるある」シーンが出てくる都度にウンウンと頷きます。
図書館以外の目的で来る人の何と多いことか。
夏は冷房を求めて、冬は暖房を求めて。
女子高校生を眺めて妄想に耽る常連もいます。
もちろん、この映画に出てくるような「ホームレス」もやって来ます。
異様な悪臭を放つ浮浪者は扱いが困るといいます。
笑えるシーンが多いのですが、この映画はコメディーではありません。
至極真面目に「Public」とは何かを問いかけています。
Publicは民衆、大衆、庶民などと訳されますが、この映画はPublic Libraryの「公共」の意味です。
公共の施設である以上、誰でも利用できなければなりません。
なぜなら、図書=情報・知識に接する権利を規制することは許されないからです。
しかし、それは建前で、本音はホームレスが暖を取るためだけに図書館を利用されては困るのです。
異常な寒波により、凍死するリスクのあるホームレスを図書館が収容すべきか?がメインです。
すなわち、「公共(Public)」とは何かを、図書館に限らず広く問いかけているのです。
真面目でしょう?
そういう真面目な問いかけは貴重ですが、映画としてはイマイチの出来でした。
エミリオ・エステベスが監督・製作・脚本・主演を担当していますので、彼は真面目な人間なのでしょう。
アレック・ボールドウィンやクリスチャン・スレーターが共演しています。
ホームレスは怠け者、あるいは敗者として見られがちですが、それは偏見に過ぎない。
少なくとも、不幸な境遇から立ちあがろうとする者まで排除するのは間違いだと、主人公を通じて問いかけます。
まあ、その善意の姿勢に★一個おまけ。
★★★★☆