・・・・・・・っということで、原題は【Salmon Fishing in the Yemen】で、イエメンが舞台です。
ユアン・マクレガーとエミリー・ブラントの共演ですから、期待して見ました。
イエメンといえば砂漠。(かつては貿易の中継基地として栄えたんですが。)
そこでサーモンを遡上させフライフィッシングを楽しもうという、荒唐無稽の話です。
ですから、コメディーを期待するでしょう?
ところが、メインはユアンとエミリーの恋愛ストーリーです。
イギリスらしいユーモアは散見できますが、どれも不発。
毒にも薬にもならない映画となってしまいました。
イエメンの描き方がなんともステレオタイプ。
かつて無理やり占領して植民地にしたのはイギリスだろう。
もう少し、深みがあって然るべきじゃないだろうか。
2011年制作の映画ですから、4年後に起きたイエメン内戦(継続中)を知らない時代。
ユアンもエミリーもまだ若い。
笑わせようとしたのか、感動させようとしたのか、どっち付かずで中途半端。
せっかくいい俳優を使っているのに勿体ない。
★★★☆☆