・・・・・・・っということで、マット・デイモンが無教養な労働者を演じています。
無精髭を生やし、太らせてヨレヨレのダメ親父を演じても、目から額にかけての知的な風貌は隠しようがありません。
フランスのマルセイユで無実の罪で投獄された娘を救おうとするサスペンスですが、アメリカ映画らしからぬ超スローテンポの展開です。
思うに、派手なアクションやスピーディーさが売りのハリウッド映画とは真逆の低予算風の映画作りに憧れたようです。
じっくり時間をかけて、主人公の心理を描いています。
マット・デイモンが、そういう演技を見せたかったようです。
英語が通じないフランスで、アメリカ人労働者が事件を解決しようとする困難をそのままリアルに描いています。
母親役の女優が、いかにもフランス人らしくていい。
子役もソツない演技です。
最後にちょっとしたドンデン返しがあるのですが、それについてはあまり重要ではないでしょう。
それより、飲んだくれで粗暴なダメ親父がフランスでの交流を通して、自分の人生を深く反省する。
その心の成長の方がメインのテーマでしょう。
文化の違いの描き方も面白いです。
ゆっくり過ぎる展開ですが、丁寧に作られた良心的な作品です。
★★★★☆