英雄は幻想にすぎない(その3) | so what(だから何なんだ)

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人生のバックパッカーのブログです。
暇はあるけど体力と金と気力がない。
そんなお年頃。
68カ国で止まったまま先に進みません。(;^_^A

・・・・・・・っということで、Youtubeには、ロシアの戦車が次々と爆発炎上する映像が山のようにあります。

 

残酷な映像ではありますが、何度も見ていると快感になってしまいます。

 

ジャックポットと言われるくらい、命中すれば一気に爆発して、砲塔が空高く舞い上がります。

 

しかし考えてみれば(考えてみなくても)、あれらの戦車には生身の人間が3人づつ乗っているのです。

 

ロシア軍戦車の決定的設計ミスと分かりましたが、いまから設計し直すわけにもいきません。

 

ジャベリンの餌食になると分かっていても、戦車要員が不足し未熟だと分かっていても、ロシアは戦争を継続させるためには、若者を戦車に乗せて戦場に送り出さねばなりません。

 

いくら悪党のロシア兵だって、将来のある若者たちです。

 

それぞれの兵士には母親がいて、家族があって、それぞれが大事な存在なのです。

 

・・・・・・・

 

戦争で何が残酷かというと、相手より性能が劣る兵器に乗せて(持たせて)戦場に送り出すことです。

 

日本はその悲劇を嫌というほど味わいました。

 

日本軍は日本国民に対して罪を犯しました。

 

性能の劣る(または数の足りない)部分を精神力で補えと言ったのです。

 

仕舞いには特攻(自殺攻撃)をさせるまで追い込んだのです。

 

まさしく、犬死させたのです。

 

そんな戦場に息子を送り出す母親がいますか?

 

ロシア軍はいま、それをやっているのです。

 

・・・つづく。