・・・・・・・っということで、クリミア半島って行ってみたかったですね。
クリミア戦争、セバストポリ、ヤルタ会談、黒海・・・歴史へのロマンが掻き立てられます。
戦争さえなければねぇ〜。
最近になって、クリミアにあるロシアの軍事施設が立て続けに攻撃を受けています。
これはかなり深い意味を持っているようです。
ロシアが占領している地域はこんな感じです。↓
読売新聞より転載。
ロシアの意図は明らかで、クリミア半島とロシアをつなぐ回廊を確保することです。
これによってクリミア半島の孤立が避けられるのです。
最初の侵攻目的は、ウクライナごと占領してしまうものでしたが失敗しました。
B案として、この作戦は実に真っ当なものでしょう。
次の作戦は、東側から(あるいは北側からと連動して)ウクライナ全土の掌握を目指すことは明らかです。(停戦に至ったとしても、いつかは再開するでしょう。)
このロシアの作戦に対して、ウクライナがクリミア半島に攻撃目標を定めるのは、実に理に適った作戦です。
クリミア半島への輸送ルートはピンク色の3本です。(黄色は穀物輸出ルートね。)
ドンバス地方を取られたのは、ウクライナにとってとても痛かったのです。
マリウポリに立て篭って頑張りましたが・・・。
ウクライナがこれらの補給路を断つのはかなり難しいでしょう。
ドンバス地方を力で奪還するのはさらに難しいし、ロシアはどんなことがあっても守り抜くでしょう。
アゾフ海と黒海の間の狭い海峡(ケルチ海峡)には橋が架かっています。
クリミア大橋という道路鉄道併用橋で、ロシアの肝入りで2019年12月23日に開通しました。
ロシアのクリミア併合が2014年ですから、ロシアにとってこの橋梁建設がいかに重要か理解できるでしょう。
ウクライナがこの橋を落とすことは不可能ではないでしょうが、西側の協力なしには叶わないでしょう。
刺激するより、いつでも落とせるんだと構えを見せるだけで十分でしょう。
黒海からの海上ルートを遮断するのは、ほぼ不可能でしょう。(ネプチューンミサイルが届かない。)
すると、ドンバス地方を通る回廊が主戦場になるのは自明のことです。
長期戦(&消耗戦)になることは避けられないでしょう。
・・・っで、クリミア半島攻撃です。
これからのウクライナ軍の作戦は、この回廊を通る輸送路(兵站:ロジスティックス)を攻撃し続けることでしょう。
そういう意味で、長射程のハイマースや155mm榴弾砲が有効なのです。
現在、クリミア半島のロシア軍基地からウクライナ攻撃が続いています。
ここを叩く戦略はロシアを苛立たせます。
ゼレンスキーは最近になって、クリミア半島はウクライナ領だと盛んに発言しています。
この地を奪還するまで、停戦はないとも言っています。
しかし、それはNATOが参戦しない限り無理でしょう。
ゼレンスキーの狙いはクリミアのロシア編入を正式に認める代わりに、ドンバス地方を返せというものでしょう。
それによって、停戦・平和条約締結とする筋書きです。
自分達の犠牲を屁とも思っていないロシア相手では、相当難しいでしょうが、唯一の現実的なプランです。
経済制裁はどうやら効果なく、今後の戦局を見守るしかありません。
無力感を覚えます。



