・・・・・・・っということで、36年間サラリーマンを続けました。
ご承知のように、定年後は仕事もせずに遊んで暮らしております。
サラリーマンとは他人のために歯車の一つになることです。
自営の人だったら、自分の収入がストレートに理解できるけど、サラリーマンだと自分の提供するサービスが給料という形で入ってくるまでの仕組みが複雑で理解しにくいです。
だから、詐取されているとか、自分の評価が低いとか、文句は言いたくありません。
サラリーマンだって、自分の仕事にやり甲斐もプライドも持てるのです。
給料日に真っ先にすることは?
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ただ、これだけはしたくないなぁ〜と思う仕事はあります。
「ハコモノ」で働くことです。
全国の城巡りをしていると、多くのハコモノに出逢います。
ご想像の通り、ほとんどが閑散として職員たちは暇です。
地方文化の継承は崇高な目的であることは間違いありません。
しかし建物を作ればいいとの考えは、安易すぎないでしょうか?
目的のために建物を作ったのに、逆に建物に人間が縛られるんです。
人件費だけでなく維持管理費だって多くの出費が必要です。
郷土の誇りのためとはいえ、どこも展示内容は似たり寄ったりです。
本物に接する意味は理解しています。
しかし、作ってオシマイという施設のなんと多いことか。
だからハコモノと呼ばれるんです。
日本人は「善意」がオールマイティー過ぎます。
まるで黄門の印籠みたいに、どんなに無駄だと分かっていても、反対意見を封じてしまいます。
ハコモノのためにどれだけ血税が垂れ流されているか、誰も文句は言いません。
今はネットでヴァーチャルで見せることもできる時代です。
何しろ工夫が足りない。
まあ、自分だったらハコモノの職員は耐えられませんね。(;^_^A