・・・・・・・っということで、ぼくには国連(国際連合)の「常任理事国」のことがよく分かりません。
そして、常任理事国が発する「拒否権」のことも分かりません。
常任理事国とは「中国、フランス、ロシア、英国、米国」の5カ国です。
(非常任理事国は10カ国で2年ごとの選挙で選ばれます。)
この5カ国のうち1国でも反対すれば、安保理の採決は成立しません。
何故なのか、自分なりに理解したところを書きます。
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第一次世界大戦後に「国際連盟」、第二次世界大戦後に「国際連合」が発足したのは、もう悲惨な戦争は止めようとの「善意」からでした。
国連はさまざまな機能を持ちますが、根幹は「安全保障」です。
言葉では言えますが、安全保障は簡単なものではありません。
安全を保障するためには「力」=「軍事力」が必要なのです。
大きな軍事力を持つのは「大国」です。
常任理事国の面々を見れば、(まあ)大国ばかりです。
しかし、いくら大国といってもその力の行使は「正義」に基づかなければなりません。
じゃあ、正義とは一体何なのだ?
それに対する「悪」とは何なのだ?
・・・ということになります。
ちょっと賢くなれば、正義と悪の定義付けなんかデタラメなことは分かります。
しかし、いやしくも国連軍を結成するのですから、正義という「錦の御旗」が必要になります。
そこで、国連結成時の基本に戻ります。
常任理事国は第二次世界大戦の「戦勝国」です。
第二次世界大戦は「悪」である枢軸国と「善」である連合国の間で戦われた戦争です。
そして、最終的に善である連合軍、すなわち正義が勝利を収めたのです。
国連を理解する上で、この認識が基本です。
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どういうことかというと、常任理事国は「正義」の国という前提がなければならないのです。
ところが5カ国は一枚板じゃあない。
冷戦時代、ソ連は「拒否権」を出しまくっていた。
その後、アメリカも自分の都合の悪い時は拒否権を連発した。
当たり前です。
正義か悪かの判断は、自分の都合の良いことが善なのです。
安保理の採決で、自国に不利な多数決が出たら、それは正義じゃないと主張できるのです。
正義の軍隊国連軍は、正義であるためには満場一致でなければならないのです。
ですから、本来の国連軍は一度も結成されていないのです。
例外的に朝鮮戦争の時に結成されましたが、あれはドサクサに紛れてアメリカが主導権を握ったのですが、北を援助するソ連は棄権しました。
中国は自国の軍隊を送れないので、義勇軍という中国とは関係ない私兵が勝手に参加したことになっています。
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いま、5カ国の面々を見たら、「どの面下げてオマエが正義なんじゃ?」という連中ばかりです。
しかし、プーチンはウクライナ政権をナチスだと決め付けます。
ナチスは絶対悪だからです。
ナチスだとすれば、自動的に自分は正義だからです。
戦後77年が経っても、この程度の価値観なのです。
国連なんて、そんなものです。
ロシアを常任理事国から外してしまえと誰でも思うでしょう。
しかし、そうなれば「国際連合」は成り立たないのです。
大前提(戦勝国=正義)を否定すれば成り立たないのは分かりきったことなのです。
どうして?
国際連合はナチスが悪、すなわちそれと連合を組んでいた日本も悪という価値観がなければ成り立たない機関なのです。
日本とドイツが常任理事国入りできないわけです。
もっと分かりやすくするために、国際連盟がどうだったかを思い出せばいいだけです。
国際連盟にはアメリカは戦勝国なのに加盟していませんでした。
だから、第二次世界大戦が勃発したのです。
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じゃあ何かい?国連は戦争を止められないっていうのかい?
その通りです。
ウクライナの戦争を止められない現実を見て、国連が無力だと嘆く方がおかしいのです。
国連に期待する方が間違いなのです。
悪(?)に対抗するには、多国籍軍という有志を募り、国連がそれを追認するか、せいぜい停戦監視団を送る程度なのです。
「善意」という超不安定なものに基礎を置くこと自体、間違っているのです。
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以上がぼくの理解した範囲です。
(補足)
5カ国の大事な共通点がもう一つありましたね。
それは「核兵器」です。
これは余計に問題をややこしくします。