アカデミー賞と平手打ち | so what(だから何なんだ)

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人生のバックパッカーのブログです。
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そんなお年頃。
68カ国で止まったまま先に進みません。(;^_^A

・・・・・・・っということで、アカデミー賞の授賞式でウィル・スミスがコメディアンに平手打ちした事件(?)、ナンかモヤモヤが残ります。

 

言葉による暴力と物理的な暴力・・・って観点からくるモヤモヤとは違うんです。

 

以前にも書きましたが、アカデミー賞の授賞式から匂ってくる、アメリカの全体主義的な香りのことです。

 

・・・・・・・

 

随分前に書きましたが、アメリカ人ってパーティー大好きですが、「授賞式」も大好きな国民です。

 

一時期、仕事柄HAI(Helicopter Association International)の会員になっていたことがあります。

年に一回、フォーラムを開催して世界中から関係者が集まります。

 

フロリダにあるホテルのバンケットホールを借り切って盛大な授賞式を開催しましたが、ぼくは一回だけ出席しました。

 

そこで、その年に活躍した関係者を、部門ごとに表彰するのです。

 

表彰を受ける人やチームの何と晴れやかな表情。

 

日本人は、仕事をしても公式に認められ表彰される機会はアメリカに比べずっと少ないです。

 

そのときは、日本人もこういう機会が増えればいいのになぁ〜と感じたものです。

 

そのとき渡されるのが記念品や盾です。

 

オヤジは自衛隊でしばしば渡米していたのですが、遺品を整理していたとき、たくさんの盾が出てきてびっくりしました。

 

アメリカのオフィスに行くと、壁にいっぱい盾が飾ってあります。

 

アカデミー賞も同じで、記念品がオスカー像になるのでしょう。

 

 

・・・・・・・

 

当たり前ですが、表彰される側にとって、権威の高い協会なり組織からの受賞ほどありがたい。

 

いくらぼくが表彰しますと言ったって、誰もありがたがらない。(^^ゞ

 

数ある映画協会の中で、Academy of Motion Picture Arts and Sciencesがいちばん権威があるとされています。

 

それは、アメリカが映画大国だからです。

 

製作本数、製作予算にいちばん金をかけ、いちばん儲けているからです。

 

だから権威があるのです。

 

ぼくはヒネクレ者ですから、誰が決めたの?(チコちゃん風に)・・・・って思っちゃうんです。

アメリカが決めたんです。

 

アメリカって、何でもかんでもアメリカの価値観で決めるのが得意なんです。

 

要するに「土俵」を作っちゃうんです。

 

土俵を作るとはルールを作ること。

 

もちろんルールはアメリカの価値観そのものです。

 

・・・・・・・

 

アメリカはルールが公正であると主張します。

 

だから、アカデミー賞は黒人差別しないと。

 

だから、女性を差別しないと。

 

だから、マイノリティーの人々(ジェンダー)をも差別しないと。

 

だから、アジア人(韓国人ね)を差別しないと。

 

そして、ハンディキャップのある人(CODAね)を差別しないと。

 

受賞作品の変遷を見ると、公正であることを証明するために甲斐甲斐しい努力を続けていますよね。

 

・・・・・・・

 

ところが今回、さんざん持ち上げてきた黒人が黒人に暴力を振るった。

 

ぼくには皮肉に映るのです。

 

無理に無理を重ねてきたアメリカ賛美が、この事件で一瞬にして崩れ去った。

 

アメリカの価値観が正義であり、最高の権威であると証明されるはずの、正にその土俵上で暴力が振るわれたのです。

 

大袈裟に言えば、アメリカの欺瞞が暴かれたのです。

 

だって、どちらの肩を持ったって矛盾が生じるからです。

 

ウィルの肩を持てば、暴力肯定。

 

クリスの肩を持てば、差別肯定になるのです。

 

どちらもアカデミー賞が否定し続けたことじゃないですか。

 

・・・・・・・

 

モヤモヤの正体、何となく分かっていただけたでしょうか。^m^

 

「ドライブ・マイ・カー」が作品賞を受賞できなかったからといって、ガッカリすることはないですよ。(^^)/