・・・・・・・っということで、人生一度も歌舞伎を見たことないという、日本人として恥ずかしい人間でございます。<(_ _)>
ですから、歌舞伎について語る資格がありません。
そこで、「歌舞伎」とは何かという方向に逃げることにします。(;^_^A
お芝居の思い出ある?
▼本日限定!ブログスタンプ
歌舞伎を分解すれば、歌+舞+伎に分かれます。
伎と技の違いは、技は技能そのものをいい、伎はその技術を使う人のことをいうそうです。
歌舞伎とは、歌って舞う人のことだと思うでしょ?
ところが、歌舞伎の語源は「傾く」なのです。
昔は「かたむく」を「かぶく」と言ったそうです。
かぶき者とは傾いた人、すなわちちょっと世間の常識から外れた人物という意味になります。
歌舞伎の起源はかなり正確に分かっていて、最初は女性がするものだったそうです。
その女性とは「茶屋」の接待係です。
茶屋というとお茶を嗜む喫茶店と思われがちですが、「女郎屋」、もっと平たく言えば、「売春宿」だったのです。
日本人は間接的な言葉を好みますね。
売春婦なんて下品な言葉を使わず、「遊女」なんですね。^m^
歌舞伎の元祖である遊女の名も分かっています。(お国)
かぶき踊りという言葉が最初に出てきたのは、なんと慶長8年(1603年)だったそうです。
この年に家康が征夷大将軍になって、江戸幕府が始まったのです。
ぼくが思うに、戦国時代が終わり、ようやく庶民に平和が訪れた。
そんな雰囲気の中で、歌舞伎が誕生したのです。
その後、少年が演じる若衆歌舞伎が人気になります。
その実態は、男色なのです。
あまりの人気に、遊女やゲイ?をめぐって暴力沙汰が頻発したため、歌舞伎は幕府によって禁止されてしまいます。
その後、歌舞伎は野郎歌舞伎、すなわち男性が女形を演じるようになったそうです。
元禄以降、爆発的な人気になったというわけです。
・・・・・・・
エンターテイメントの少ない時代を想像するのはなかなか難しいですが、世の中が平和であってこその歌舞伎なんですね。