・・・・・・・っということで、珍しくアイルランド映画であります。
文芸作品の香り高い雰囲気を持ったメロドラマです。
良い役者が揃っています。
老いたローズをヴァネッサ・レッドグレイヴが貫禄の演技。
若いローズをこれまた演技派のルーニー・マーラ。
どこかで見たことあるなぁ〜と思ったら、【マグダラのマリア】を演じていました。
何しろ不思議な魅力抜群の女優です。
精神科医をエリック・パナ。
【トロイ】でヘクトルを演じていましたね。
まあ、個性派俳優たちで固めてあり、安心して見ていられます。
しかし、どうしても許せないおかしな箇所が散見されます。
スピットファイヤがハインケルに追いかけられて、撃墜されるなんてあり得ない。
ハインケルは爆撃機ですぜ。
常に逆の立場だったはず。
スピッツを脱出したパイロットが、わざわざ想いを寄せる彼女の隠れ住んでいる近くにパラシュートで降りてくるか?
アイルランドの粗暴な連中がいくらイギリス人やプロテスタントが嫌いでも、ドイツ軍と戦っているパイロットを殺しにくるか??
最後は大司教まで上り詰めた横恋慕牧師が、いくら罪滅ぼしといってもそんなことするか?
実は二人がそういう関係だったって、そんなオチはないよなぁ〜と願っていたら、その通りのオチになってガックリ。
せっかくいい題材なんだけど、辻褄の合わない箇所やご都合主義が気になり、入り込めませんでした。
全体の雰囲気は、何か【ライアンの娘】に似ていました。
同じアイルランドが舞台でしたからね。
★★☆☆☆