・・・・・・・っということで、東京に住んで、はや50年です。
なのに、東京のことはさっぱり知りません。
いつまでも「おのぼりさん」(今もこういう言い方するのかな?)のような気分です。
生活はしているけれど、定住しているという気分になれない不思議な街です。
住んでいるというには広すぎるし、複雑すぎるし、変化が早すぎるし、人が多すぎるし・・・。
東京に住む人はほとんどが流れ者で、ぼくもその一人です。
カミさんのようにここで生まれ育った人は少ないでしょう。
ぼくと新婚生活を送った4年間を除いて、同じ住所に住んでいますから、東京に対してもっと違った感覚を持っていることでしょう。
東京での思い出は?→あり過ぎ。
▼本日限定!ブログスタンプ
いつも思うんですけれど、東京はまるで巨大な【蟻塚】のようです。
複雑に入り組んでいて、全く計画性がありません。
行き当たりばったりに、どんどん改良していくから、まるで複雑な迷路のようになっていきます。
そういう面では、やっぱり日本人はアジア人なんだなぁ〜と思います。
あまりに巨大で複雑なものだから、却ってぼくは蟻塚の片隅にじっとうずくまってしまいます。
動き回っているのは、都外から来た人たちばかり。
夜になれば都外の寝ぐらに帰っていきます。
・・・・・・・
巨大で複雑なものほど脆弱です。
いつの日か大地が揺れて、せっせと作り上げてきた蟻塚は崩れ去ることでしょう。
想像もつかないほどの犠牲者が出ることでしょう。
ぼくもその中の一人になる公算がないとは限らない。
東京が焼け野原になった時、計画的に作り直すチャンスがありました。
でも、蟻たちはまた同じように入り組んだ蟻塚を作り上げました。
次も同じでしょう。
複雑で、障害があればあるほど、やる気が出るのです。
それが東京。
不思議な街です。
・・・・・・・
ぼくは最後に、郊外にある居心地の良いお墓に定住することになるのです。
