ホアキン・フェニックスの演技が冴え渡り、ほぼ彼の一人舞台。
バットマンの敵役なのに、コミックスのストーリーとはほとんど繋がりがありません。
アメリカでよく知られた架空の悪役を実在人物のように扱って、彼の精神状態をリアルに描いたらこんな風になりました・・・ってなアイデア。
歴史と文化の浅いアメリカがよく陥る倒錯です。
しかし、上手いなぁ~フェニックスの演技。
笑いの中に狂気と悲哀を、同時に込められる俳優は滅多にいません。
彼自身変わった奴ですが、ここまで役作りが出来るなんて、主要な賞の主演男優賞を、総ナメにしたのに納得します。
しかし、映画そのものはちっとも面白くない。
彼に感情移入もできない。
司会役のデニーロが「自分を哀れんで、殺人の言い訳をしているだけだ」との言葉がぴったりです。
★★★★☆