悩める獅子(その4) | so what(だから何なんだ)

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人生のバックパッカーのブログです。
暇はあるけど体力と金と気力がない。
そんなお年頃。
68カ国で止まったまま先に進みません。(;^_^A

・・・・・・・っということで、欧米が中国に文句を付けるのは「管理された自由競争」ではなく、言論の自由や人権への弾圧のほうです。

これらは彼らにとって「錦の御旗」であり、絶対的な正義なのです。

これを主張した途端、自分は正義であり、相手は悪になるのです。

実にキリスト教的価値観ではないですか。

中国側はこれを言われると相当イラつくと思います。

「オレ達ゃそんなこと知っとるワイ」と言いたくなるでしょう。

反論に、アメリカの黒人デモを出すまでもないでしょう。

中国は自分達が実行しつつある計画に「自由」が障害になることは百も承知なのです。

ここで書いてきたとおり、共産主義と自由は相容れないのです。

『自由自由って、偉そうに上からものを言いやがって。

欧米の連中は、ソ連が崩壊したことに味をしめて、中国にも同じ手が使えると思っていやがる。

中国がいま進もうとしている道は、【自由経済を取り入れた共産主義】であって、ソ連が目指した社会主義一本やりの安易な道じゃないんだ。

スンゲェー困難な道を歩もうとしているんだゼ。

ごちゃごちゃ言って干渉するな!』

・・・とシー・ジンピンの気持ちを代弁すると、こんなもんでしょう。

・・・・・・・

大分長くなってしまいましたが、ここでの結論:

中国がいま行っているのは【自由の管理】です。

これは歴史上誰も試みて成功した例がありません。

共産主義の本質は国による【経済の管理】です。

社会主義原理を一部導入して、自由経済を管理するという困難な道を試行錯誤中なのです。

それと同時に【自由の管理】も出来ると信じているのです。

失敗した殆どの共産主義国家と違って、中国が出来ると信じているのは、歴史上初の「お金を持った共産主義国家」だからです。

これがぼくが読み解く中国の本質であって、欧米の視点とはずいぶん違うものです。

この基本を押さえれば、今後の対中政策は変わるはずです。


今回のシリーズはここでオシマイ。