悩める獅子(その2) | so what(だから何なんだ)

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人生のバックパッカーのブログです。
暇はあるけど体力と金と気力がない。
そんなお年頃。
68カ国で止まったまま先に進みません。(;^_^A

・・・・・・・っということで、悩める中国のつづきです。

だからといって、資本主義社会が理想的な制度だなんて思っちゃいけません。

多くの欠陥を抱えた制度です。

特に、貧富の差に目を瞑る点が大きな欠陥です。

共産主義者が言う通り、労働者は資本家に詐取されているのです。

しかし、唯一資本主義の利点を挙げるとすれば、「資本主義は自由な環境の中でしか成り立たない」ということです。

個人の取る自由なリスクの基に、自由な環境の中で競争しなければ資本主義は成り立たないのです。

共産主義は、個人の代わりに国家が経済の運営を主導するのですから、そこに個人の自由裁量(=自由)が入り込む余地がないのです。

自由社会vs管理社会という対立構造が出来るのはアタリマエなのです。

・・・・・・・

だからといって、共産主義は悪と決めつけてはいけません。

どんなイデオロギーも出発点は【善意】であることを疑ってはいけません。

国民全員が等しく幸福にという理想を笑ってはいけません。

しかし、その壮大なる実験は失敗したのです。

社会主義を目指すソ連が崩壊したからです。

崩壊した原因は沢山あるでしょう。

アメリカの工作もあるでしょう。

軍拡競争に持ち込まれ、経済的に脱落せざるを得なかったからでしょう。

でも、最大の敗北原因は共産主義そのものが抱える欠陥によるものなのです。

その欠陥とは【自由】だと見抜かなければなりません。

最初に書いたとおり、共産主義と資本主義の決定的な違いは自由なのです。

別の言い方をすれば、共産主義にとって最大のリスクは、この自由なのです。

欧米は中国のチベット、ウイグル自治区、香港の言論弾圧を見て、「人道主義に反する」と抗議します。

ぼくなんかそれを聞いて、よくお前らがその言葉を言えるなぁと呆れてしまいます。

共産主義は「言論の自由」の基では成り立たないのを知っているくせに。

中国共産党の肩を持つようですが、中国はそれを認めたら、自己否定になってしまうのです。

彼らだって自由の尊さを知らない訳じゃない。

しかし、その自由さえも「管理された自由」でなければならないのです。

欧米は、シー・ジンピンがどれ程難しい舵取りをしているか、全然想像を働かそうとしない。

一国二制度、共産主義の中に資本主義の良いところだけ取り込むという作業がどれ程難しいものか想像してみてください。

そりゃあ、人権無視、言論弾圧、独裁政治、自由侵害などと叫ぶのは簡単ですよ。

それらは全て欧米の(キリスト教の)価値観に反するものばかりですから。

・・・・・・・

中国は崩壊してもおかしくないと考えるのは分かります。

・・・ソ連のように。

だけれども、スラブ民族と漢民族はまるで違うことを忘れてはなりません。

ソ連の失敗と同じ轍を辿るのではなく、現実と理想をコントロールしながら進むという、より困難な道を彼らは選んだのです。

・・・つづく。