・・・・・・・っということで、ブラック・ライヴズ・マター(Black Lives Matter「BLM」)という言い方が浸透しつつあることを知りました。
直訳すれば「黒人の命は大切」ってことです。
これを聞いたとき、大切なのは黒人の命だけじゃねぇよ・・・っと反応してしまいました。
欧米人の有色人種を見下す態度は、誰だって知っています。
海外旅行で不愉快な経験をしたことのない日本人は皆無でしょう。
ぼくら日本人も、差別とはどんなものかを知っているつもりです。
しかし、生まれながらにして、いわれのない差別を受ける宿命を背負った人生って、本当に理解できているのかと自問します。
ぼくはいろんな国を経験したので、日本ほど差別の少ない国はないと知っています。
肌の色による差別もそうですが、貧富の差や身分の差による差別が極端に少ないのが日本です。
そんな特殊な国に住む人間が、黒人差別の本質を理解できるはずがないのです。
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全ての命は大切であり、等しく尊重されなくてはならない。
そんなことはみんな知っているのに、「BLM」という言葉が出てくる。
黒人の命が軽んじられているからでしょう。
なぜ軽んじられるのか?
アフリカの歴史が鍵でしょう。
そもそも差別の基本要素は何でしょう。
外見
経済力
そして歴史でしょう。
これを書き出したらキリがなさそうですね。
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人類の発祥の地はアフリカです。
アフリカは全体的に標高が高く涼しい気候で、とても住みやすい地域です。
採集狩猟生活が成り立つのです。
だからこそ、弱い人間でも生き延びることが出来たのです。
でも、人間は知恵があって好奇心が強い生き物ですから、アフリカ大陸から全地球まで広がっていったのですね。
ネグロイド、モンゴロイド、そしてコーカソイドと別れていったのですから、生体としての優劣はあるはずがありません。
逆に、ケニアに行って驚いたのですが、黒人はとても優れた肉体の持ち主なんです。
アフリカにもたくさんの文明があって、黒人だから遅れているということはありません。
しかし、経済は遅れています。
それは何故か?
そしてやって来た西洋人による奴隷化、植民地化です。
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結論として、黒人が差別されるのは、不幸な歴史によるものです。
・・・この辺で一旦止めておきます。m(_ _)m