・・・・・・・っということで、ケビン・コスナー(65)が59歳の時に撮った作品。
凄腕の殺し屋役であるけれど、お手並み拝見のアクションシーンはだいぶ省略されている。
リュック・ベッソンが脚本を書いているので、パターンは【レオン】の使い回し。
それじゃ二番煎じといわれないために、さまざまな工夫がこらされている。
見るところは、その工夫だけかな?
コスナーが不治の病にかかり、余命幾ばくもないとか、娘と妻とのすれ違いとか、平気で殺人を犯すけど根は優しいとか、フランス人はアメリカ人をカウボーイとしか見ていないとか。
(【ニキータ】と【レオン】で燃え尽きた)ベッソンはまだアイデアが残っているよとアピールしているようにしか見えない。
いっぽう、35歳の【ダンス・ウィズ・ウルヴズ】で燃え尽きたコスナーはアラ還でも十分セクシーだとアピールしているみたい。
【ボディーガード】のパロディには笑っちゃうけど。
そんな、旬が過ぎた二人に割り込む悪女役のアンバー・ハード(34)は絶好調。
私生活ではジョニー・デップとイーロン・マスクを袖にして、がっぽり金を巻き上げたらしい。
まあ、そんな暇潰しには耐えうる映画です。
★★★☆☆