・・・・・・・っということで、24時間営業を見直す動きが広がっています。
TVの街頭インタビューで、「便利になると、それがアタリマエになっちゃうじゃないですかぁ~」とコメントした主婦がいました。
数あるインタビューの中で、コレがいちばん心に響きましたネ。
何てことない、平凡な意見ですよ。
でも、これは本質を突いたスルドい意見なんですね。
日本人は、とことんまで突き進むクセがあります。
ぼくらは、この性質をヨォ~~~~~く自覚しなきゃならない。
ある意味、世界に誇る性質です。
しかし、やり過ぎると滑稽になることに気付いていない。
24時間営業は、そりゃぁ~~~便利ですよ。
究極のサービスですよ。
お客様は喜びます。
相手の喜ぶ顔を見て、日本人ほど喜ぶ民族はいないでしょう。
「オモテナシ」こそが日本人の誇る美徳だと・・・・・・・。
これは自画自賛の最たるものです。
お客様が喜ぶオモテナシをすることによって、こちらが支払う犠牲を無視してしまっているのです。
サービスには値段が付くんです。
プラスαのサービスは、金を取って良いんです。
分かりますよね、「便利になると、それがアタリマエになっちゃうじゃないですかぁ~」という言葉が如何に本質を突いているかを。
アタリマエと思わせることは、相手を甘やかすことと同義なんです。
アタリマエと思った時点から、満足しなくなるのです。
相手は、更なる要求を突き付けてくるのです。
それを拒否すれば、逆ギレするのです。
実に簡単な理屈に日本人は気付かない。
ぼくには「オモテナシ」が「オヒトヨシ」に聞こえてならないんです。