【トロッコ】
芥川龍之介著
ニンテンドーDS文学全集
こういう物語り好きですね。
子供の頃の不安な気持ち。
まともな子供だったら、世の中の仕組みがよく分からないものです。
それに対してものすごく不安を持っている。
自分がやりたいこと、やっていることが、本当に世の中に受け入れられるのか。
本当は、やっちゃいけないことなのだろうか。
そんなことを考えながら、子供はビクビクして生活しているのです。
断っておきますが、まともな子供ならですよ。
自分の生まれ育った場所から離れて、別の世界を覗いてみたい。
でも、結局離れるにしたがって、不安が増してくる。
大人はサービスしてくれているのだが、それを言っちゃ失礼かも知れない。
そんな子供の心の動きを上手く表現している。
でも、大人になってそんな遠慮から開放され、自由に自分の世界を切り開けるのだけど。
現実は、別な意味の不安に陥ってしまう。
こんな生き方でいいのかと。
だから、いつも心は故郷という地に、アンカーの下ろし先を求めているものだ。